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2016年11月09日福岡県北九州地方でまた地震、博多での陥没事故と警固断層の活動周期の関連は

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11月6日の夜、珍しい震源が揺れたとして紹介した福岡県北九州地方だが(関連記事参照)、その後も有感地震が続いており今後への警戒を拭えない状態になっている。(画像はYahoo!天気・災害より)

揺れが続く福岡県北九州地方

11月6日に発生した福岡県北九州地方における有感地震は、その後も9日未明にかけて計3回発震している。

11月06日20:17 M3.3 震度3 福岡県北九州地方
11月07日23:28 M2.8 震度2 福岡県北九州地方
11月09日05:50 M2.6 震度1 福岡県北九州地方

震源の位置はいずれも同じ「北緯33.7度/東経131.0度」で深さ10km地点であるため、同一の場所が揺れていると言って差し支えないが、前回の南海トラフ直後の1947年に3回の地震を記録して以降、2015年まで有感地震が起きていなかったという点からの南海トラフ方面への警戒と共に、11月8日の博多駅前陥没との関連を疑う人も多いようだ。

しかし、博多の陥没事故と震源とは距離が離れているため直接の関係があるとは考えにくく、懸念する必要はないだろう。とは言え未知の断層が今後動く可能性もないとは言えないため、福岡県北九州地方付近では地震への注意を継続しておく必要がある。

陥没事故で注目される警固断層

博多駅前の陥没事故について言えば、寧ろ警固断層に近いという点について知っておく方が重要だろう。勿論今回の事故原因が地下鉄延伸工事に依っているという点を踏まえ過剰に地震と結びつけて考えるべきではないが、北九州一体に被害をもたらす恐れのある警固断層帯は強い地震がいつ起きてもおかしくない状況、とされているためだ。

9月10日には福岡市で断層に詳しい専門家による講演会が開かれた際、佐賀大学低平地沿岸海域研究センターの下山正一客員研究員はこう呼びかけていた。

「(警固断層帯は)地震がいつ起きてもおかしくない状況。対策を急いでほしい」
「活動直前の満期に近づいている」

警固断層は福岡市中心部から筑紫野市に至る活断層だが、活動周期とされる3,100年から5,500年程度に対し、前回の活動は3,400~4,300年前とされていることからいつ動いてもおかしくないと言われているからである。

今回、地震が話題になっている福岡県北九州地方のすぐ近くでは2016年8月下旬、曽根干潟でカブトガニが大量死したと報じられたが、前回同様の現象が起きたとされる2004年の翌年には福岡県西方沖地震(M7.0)が発生、最大震度6弱を観測していた。

こうした点からは陥没事故が不気味であるのは間違いないが、これを差し引いても福岡県北九州地方における異変と警固断層の活動満期は福岡県を中心とした九州北部における被災地震への備えを急いでおくに越したことはないといえるだろう。
 


 



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