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2016年12月12日霧島山(えびの高原硫黄山周辺)の噴火警戒レベルを気象庁が「2」に引き上げ

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12月11日の11:11頃から火山性地震が増加しているとして気象庁が11:40に霧島山(えびの高原硫黄山周辺)の噴火警戒レベルを1から2に引き上げた。現地では火山性微動や山体の膨張を示す傾斜変動も観測されているという(画像は気象庁の火山カメラ映像より)。

霧島山(えびの高原)で噴火警戒レベル引き上げ

噴火警戒レベル1は「活火山であることに留意」だったが、噴火警戒レベル2は「火口周辺規制」となる。気象庁ではえびの高原(硫黄山)周辺で火山活動が高まっているため硫黄山から概ね1kmの範囲では噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒を促しており、風下側では降灰や風の影響を受ける小さな噴石に注意を呼びかけている。

気象庁の観測では12月12日の11時過ぎから13時までの間に凡そ71回の火山性地震が記録されたということだが、霧島山(えびの高原硫黄山周辺)に対しては12月6日に噴火警戒レベルの運用を開始したばかりであることから、直後とも言って良いタイミングで噴火警戒レベルが2に引き上げられた形だ。

また霧島山(えびの高原硫黄山周辺)では2月28日にも火山性地震の増加から火口周辺警報が発表され3月29日に解除されていたが、ここで気になるのがその半月後に熊本で2度の震度7を含む地震が起きていたこととの関わりだろう。平成28年熊本地震後には霧島山の噴火について複数の専門家が言及していた。

熊本地震直後に専門家も噴火可能性に言及

週刊新潮の2016年4月28日号では「九州が南北に割れる活断層のメカニズム 阿蘇山大噴火の可能性は?」とする記事の中で元京大総長の尾池和夫氏が熊本地震で活断層が数十キロにも渡って崩れたことが当然マグマにも影響するとしてこう語っていた。

「霧島や桜島においても、噴火が誘発される可能性は大いにあるのです」

また熊本で前震とされる4月14日のM6.5・震度7が起きた直後のタイミング、4月15日の夕方に公開された東スポの記事「熊本の震度7大地震『巨大地震の前兆か』の声」では琉球大学名誉教授の木村政昭氏が「日向灘からの圧力で火山のマグマだまりは上に押し上げられる」として阿蘇山や桜島、雲仙岳と並べて霧島の名前を挙げ「しばらく注意が必要だ」と指摘していたのである。

木村氏は熊本での地震を2019~20年頃に起きると想定している日向灘M8.7の巨大地震の前兆ではないかとも述べていたため、日向灘に近い霧島山周辺での火山活動もこうした動きと関係がある可能性も捨てきれないだろう。

12月9日には長崎県の五島市で5頭のイルカが打ち上げられたと報じられたばかりのタイミングであること(関連記事参照)からも引き続き九州では地震や噴火といった災害への警戒が求められると同時に、霧島山新燃岳では2011年1月19日、東日本大震災の直前と言って良い時期にマグマ噴火を起こしていたことを振り返れば、九州以外の地域でも今回の噴火警戒レベル引き上げについては注視しておくべきであろう。
 


 

関連URL:【デイリー新潮】九州が南北に割れる活断層のメカニズム 阿蘇山大噴火の可能性は? 【東スポ】熊本の震度7大地震「巨大地震の前兆か」の声


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