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2017年01月28日関西での直下型地震発生に新聞が警鐘、不気味に増える有感地震は27日にも

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1月28日に産経ニュースが「南海トラフ地震を前に、関西で直下地震発生か」という記事を掲載している。

西日本での直下型地震に注意喚起

これは来るべき南海トラフ巨大地震の前に西日本における地震活動が活発化する過程で発生する直下型地震を指しており前回の昭和南海地震の前にも鳥取や三河などで強い地震が起きていたとして同様の直下型地震発生への注意を促しているもの。

1943年の鳥取地震はM7.2で死者1,000名以上、そして1945年の三河地震はM6.8で死者2,300名以上とそれぞれ多くの犠牲者を出していたが、今回の記事では1891年の濃尾地震をも南海トラフの前兆に含めているようだ。濃尾地震はM8.0で死者7,200名以上を出した国内最大の直下型地震とされている。

今後起こりうる南海トラフ巨大地震と関連している西日本での地震活動活発化は1995年の阪神淡路大震災から、との指摘は以前から既に専門家によって出されているが、産経では阪神淡路大震災以降、「西日本で毎年、内陸地震が起きている」として2016年の熊本や鳥取を挙げながら近いうちにまた西日本で発生する直下型地震に備えるよう家具の転倒防止や避難計画策定に努めておくべきだ、としている。

この指摘自体には特に新味はなくこれまでも言われてきたことである。阪神淡路大震災以降、関西では2000年に鳥取県西部地震(M7.3)、2001年に芸予地震(M6.7)、2004年に紀伊半島南東沖地震(M7.4・M7.1)、2013年淡路島(M6.3)そして2016年の熊本M7.3や鳥取M6.6と地震が頻発しているのとも符合している。

これらが南海トラフ巨大地震へと繋がっていく一連の地震だとする見解も定着しているが、2017年に入ってから今回の産経記事を裏付けるかのように近畿圏での地震が増加傾向にあるのだ。これを合わせて考えると改めてこのタイミングで警鐘を鳴らしたのは正解と言えるだろう。

不気味に増える関西圏での地震

これは2017年に入ってからの近畿圏における地震である。

01月04日17:16 M3.3 震度1  三重県中部
01月08日23:06 M2.4 震度1  大阪府北部
01月13日00:13 M2.8 震度1  大阪府南部
01月13日00:21 M2.6 震度1  大阪府南部
01月14日06:25 M2.7 震度2  和歌山県北部
01月16日00:52 M3.6 震度1  奈良県
01月18日20:22 M3.1 震度2  和歌山県北部
01月19日12:57 M2.4 震度1  大阪府北部
01月27日20:59 M3.3 震度1  大阪湾

1月27日夜にも大阪湾で有感地震が発生していたわけであるが、大阪湾という震源はそれほど有感地震が多発する場所ではないことに加え、阪神淡路弾震災を引き起こしたまさに震源である。

そしてもう一つ、南海トラフ巨大地震の前兆だったとされる2016年の熊本地震は中央構造線上で起きていたが、上記の地震のうち少なくない数が中央構造線付近であることに気づくだろうか。更に1月28日の早朝5:02には徳島県北部で9ヶ月ぶりの有感地震を記録したが、これも中央構造線付近であったのだ。

2016年4月1日に三重県南東沖で発生していたM6.5の地震が東南海地震の震源域であったとして大きな注目を集めたは記憶に新しいが、2017年に入りそれ以来となる有感地震が三重県南東沖では1月3日にM4.8・震度2の規模で起きている。こうした点も南海トラフ巨大地震が迫りつつある現状を補強しているが、それに伴って西日本陸域での直下型地震への警戒も怠るわけには言えない点について改めて認識しておくべきだろう。
 


 

関連URL:【産経ニュース】南海トラフ地震を前に、関西で直下地震発生か 年々頻度高まる西日本の地震に懸念の声


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