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2017年02月17日大阪府北部でM3.1の地震が発生、知っておきたい最近の地震増加傾向

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2月17日11:42に大阪府北部を震源とするM3.1・震度1の地震が発生した(画像はYahoo!天気・災害より)。

80年代から急増している有感地震

この地震は内陸部におけるいわゆる直下型であったが、気になる点はわずか5日前の2月12日にも同じ大阪府北部でM2.9・震度2の地震が起きていたことだろう。

大阪府北部はそれほど地震が頻発する震源というわけでもない。過去約90年間で記録されている有感地震数は150回強程度であり、年当たりで見るとわずか1~2回程度が平均ということになる。ところが、近年になって増加しているのだ。

10年単位で有感地震の発生数を調べてみると、1980年までは10年間に5~10回程度だったにも関わらず、1980年代以降増えつづけているのである。

1931~1940年 10回
1941~1950年 10回
1951~1960年 06回
1961~1970年 07回
1971~1980年 05回
1981~1990年 24回
1991~2000年 26回
2001~2010年 36回
2011~2017年 30回(2017年2月17日まで)

2017年も2月中旬の段階で今回が既に4回目となる大阪府北部での有感地震だが、南海トラフ巨大地震の前触れとして西日本で増えると言われている内陸地震の一環なのだろうか。関西における内陸地震は確かに目立つようになってきた。2017年に入ってからだけでも既にこれだけの数が発生しているのだ。

01月04日17:16 M3.3 震度1  三重県中部
01月08日23:06 M2.4 震度1  大阪府北部
01月13日00:13 M2.8 震度1  大阪府南部
01月13日00:21 M2.6 震度1  大阪府南部
01月14日06:25 M2.7 震度2  和歌山県北部
01月16日00:52 M3.6 震度1  奈良県
01月18日20:22 M3.1 震度2  和歌山県北部
01月19日12:57 M2.4 震度1  大阪府北部
01月27日20:59 M3.3 震度1  大阪湾
02月01日12:42 M3.1 震度2  兵庫県南東部
02月06日04:43 M2.9 震度1  兵庫県南東部
02月12日05:24 M2.9 震度2  大阪府北部
02月17日11:42 M3.1 震度1  大阪府北部

M7.5以上で4万人以上の死者も?

ここでまず知っておきたいのが1月28日に紹介した関西での直下地震に警鐘を鳴らした新聞記事だろう。産経ニュースが「南海トラフ地震を前に、関西で直下地震発生か 年々頻度高まる西日本の地震に懸念の声」というタイトルで報じていたこの記事では専門家が2017年以降の要注意エリアとして「まだ目立った内陸地震の起きていない関西」と指摘しているのだ(関連記事参照)。

南海トラフ巨大地震の前に関西で強い直下型が起きる可能性があるということだが、仮に発生した場合、今回の震源付近ではどの程度の地震が起き得るのだろうか。

今回地震が発生した震源付近は「有馬・高槻断層帯」と「上町断層帯」が近づいた辺りであったようだ。少し西側に寄った場所では1596年に慶長伏見地震(M7.5)が起きており、この時には1,000名以上の犠牲者を出したと言われているが、「有馬・高槻断層帯」「上町断層帯」でもそれぞれM7.5程度の地震が予測されている。

このうち「上町断層帯」は平均活動間隔が約8,000年程度と言われているのに対し最新の活動時期が約28,000~9,000年前であることから「いつ揺れてもおかしくない」と指摘されており、国内の活断層においても危険度の高い活断層のひとつに数えられている。

2013年に放送されたNHK「MEGAQUAKEIII」の中で「上町断層帯」がこのように説明されていたことを知れば、大阪府北部での地震増加への不気味さが増すことだろう。

「なかでも科学者たちは大阪平野を縦断する上町断層帯に警戒を強めている。上町断層帯は、震度7の地震を引き起こし4万人以上の死者が出る可能性があると指摘されている。(中略)上町断層帯の震源断層が明らかになった。巨大な震源断層は、地表に向かっていくつも枝分かれしており、今回見つかった活断層につながっていた。(中略)今回の調査により、従来の想定を超えた地震が発生する可能性があることが分かった。」
 


 

関連URL:【gooテレビ番組】MEGAQUAKEIII(1)次の直下地震はどこか


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