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宏観異常

2017年07月11日の鹿児島湾M5.2・震度5強地震の直前に現地で「彩雲」と報道、地震との関連は?

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7月11日に発生した鹿児島湾M5.2・震度5強地震の直前に「彩雲」が見られていたと南日本新聞が伝えている。

これは「地震の前兆だった?発生前に鹿児島市で虹色の雲」というタイトルで7月13日に報じているもので、震度5強の1時間ほど前に鹿児島市で彩雲が目撃されていたという。

同紙ではこれを撮影したという男性の「地震の前兆となる『地震雲』だったのでは」という声を紹介する一方で、鹿児島地方気象台が地震との関連を否定しているとの見解を紹介しているが、気になる記述もある。「過去にも地震直前に同様の雲が発生したとの報告例が県内である」と、似たような現象が起きていた事例もあると紹介しているのだ。

今回と同じように地震発生の直前に彩雲が見られていたケースとしては2008年5月12日の中国・四川大地震(M7.9)が最も知られている事例であろう。

また国内でも2015年5月30日の夜、小笠原諸島西方沖でM8.5の巨大地震が起きたその日に彩雲が見られたとの指摘があった例や、2015年6月6日に北海道で彩雲が見られた時にはその2日後に青森県東方沖でM5.5・震度4、また6月10日から11日にかけて三陸沖でM5.8、M5.7、M5.6、M5.4と強い地震が相次いだ、という記録も残っている。

しかし何も起きなかった場合も多々ある。最近では2017年1月24日の夕方、関東地方を中心に彩雲が見られ、この時はニュースで報じられるほどの話題となっていたが、その直後に関東地方で強い地震は起きていなかった。更に2016年10月末に中部地方で彩雲が確認された際にもその後付近で強い地震は起きていない。

彩雲という現象自体、珍しいとは言えても「極めて珍しい」とまでは言えないものであることから地震の直前に見られたという報告もたまたまだった可能性は否定出来ないが、鹿児島では過去にも地震発生前に同様の報告例がある、との情報からは、彩雲を見たら念の為に地震に注意したほうがいいかもしれない、という程度の警鐘にはなるのかもしれない。
 


 

関連URL:【南日本新聞】地震の前兆だった? 発生前に鹿児島市で虹色の雲


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