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2017年07月31日千島列島でM5.4、付近での地震は過去に翌日被災地震が起きるなど気になる事例も

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7月31日の6:01に千島列島でM5.4の地震が発生、北海道の根室市などで震度1の揺れを観測した(画像はUSGSより)。

国内で震度1以上の揺れを記録したM5以上の地震としては7月に入ってこれが11回目。前日7月30日夜の関東東方沖M5.1に続くものであったが(関連記事参照)、7月に入ってから、それも7月下旬になってからこれだけの回数に達している点から地震への備えは高くしておいたほうが良いだろう。

07月20日 M5.6 震度4 福島県沖
07月24日 M5.7 震度2 三陸沖
07月26日 M5.6 震度2 奄美大島近海
07月28日 M5.6 震度1 鳥島近海
07月28日 M5.0 震度1 茨城県沖
07月30日 M5.1 震度1 関東東方沖
07月31日 M5.4 震度1 千島列島

千島列島で有感地震を観測したのは2016年7月25日のM5.2・震度1以来1年ぶりのことで、過去90年間でも100回程度とそれほど多くはない。しかしこれは日本国内で震度1以上を観測したケースのみであり、上記の図のようにこれまでに発生していたM5.5以上の地震の一覧を見てみると数多くの地震が起きてきたことがわかる。

右上にあるオレンジ色が今回の震源だが(USGSではM5.7と計測)、千島列島における震源の中では比較的外れた場所で起きていたことが分かる。

今回の震源から北側に重なるように近い場所で発生していたのが1983年12月8日のM5.6で、その西側にある大きな丸印が2013年4月19日のM7.2である。

震源の深さもそれぞれ86.7km、110kmと深く、同じUSGSのデータで比較してみると今回の震源の深さは86.7km(気象庁では160km)といずれも比較的深い場所で起きていたという意味で似ているが、1983年と2013年の地震の際にはその後どんな揺れが発生していたのだろうか。

まず2013年4月19日のM7.2であるが、翌日、翌々日にかけて強い地震が相次いでいた。2013年4月21日に鳥島近海でM6.7・震度2が起きていたが注目されるのは4月20日中国中部M6.9である。これは四川地震と呼ばれ死者180人以上を出した被災地震であり、2008年5月12日の四川大地震(M7.9・死者87,000人)の余震とされているもの。そして、2008年の四川大地震の約1ヶ月前にも震源の位置こそ異なるものの千島列島で2008年4月12日、M5.7の地震が発生していたのである。

更に2013年4月19日の千島列島M7.2から約1ヶ月後の5月24日には今度はサハリン近海でM8.2という巨大地震も起きていた。

一方、今回の震源と重なるような場所で起きていた1983年12月8日のM5.6の場合にはどうだったであろうか。この時は中国やサハリン方面での目立った地震こそなかったものの、南海トラフに関係ありそうな場所が複数回揺れていた。1983年12月12日に日向灘でM5.1・震度2、そして1984年1月1日には東南海地震の震源域にも当たる三重県南東沖でM7.0・震度4という強い地震が起きていたのである。
 


 



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