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2017年09月18日紀伊水道で半年ぶりの有感地震が発生、近年の動向と前回の南海トラフ前を比べると

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9月18日に16:20に紀伊水道でM3.7・震度1の地震が発生した(画像はYahoo!天気・災害より)。

紀伊水道で有感地震が記録されたのは3月11日のM3.7・震度1以来約半年ぶり。

紀伊水道と言えば位置関係的に南海トラフ巨大地震が頭に浮かぶ上に、半年ぶりの有感地震となればいささかの不安がよぎっても仕方ないが、実は有感地震の数自体は意外に多い震源である。2001年以降、紀伊水道で発生してきた有感地震数を見てみると毎年結構な数の地震が観測されてきたことが分かる。

2001年 28回
2002年 15回
2003年 20回
2004年 21回
2005年 16回
2006年 23回
2007年 18回
2008年 25回
2009年 15回
2010年 19回
2011年 24回
2012年 09回
2013年 12回
2014年 21回
2015年 16回
2016年 12回
2017年 03回(9月18日20時まで)

紀伊水道ではこれまでに1,000回以上の有感地震が記録されているが、今回の震源と同一の「北緯33.7度/東経135.0度・深さ40km」で起きていたのはわずかに1回。2013年2月19日のM3.4・震度1のみであるが、この地震の後、国内で起きていた主な地震としてはこの2つが挙げられる。2月19日01:59の紀伊水道M3.4の後、約20時間後に千葉県東方沖でM5.8・震度3そして6日後に栃木県北部でM6.2・震度5強といずれも関東であった。

2013年02月19日 M3.4 震度1  紀伊水道
2013年02月19日 M5.8 震度3  千葉県東方沖
2013年02月25日 M6.2 震度5強 栃木県北部

これがそのままの形で再現するというわけではなかろうが、2013年のケースでは関東で強い地震が続いただけに今回も一応、気にしておいたほうがよいのかもしれない。

しかし、それ以上に気になる点が南海トラフ巨大地震との関連で見られている。前回の南海トラフ地震である1944年の昭和東南海地震と1946年の昭和南海地震の前に、紀伊水道でどの程度の回数のゆれが観測されていたのかというとこれだけであった。

1933年 09回
1934年 05回
1935年 10回
1936年 13回
1937年 13回
1938年 09回
1939年 07回
1940年 09回
1941年 10回
1942年 06回
1943年 10回
1944年 05回
1945年 01回
1946年 11回

当時も毎年10回近くから10回以上の地震が起きていた年が多かったにも関わらず、1944年に5回、1945年に1回と地震回数が減少していたのである。更に1946年の11回の内訳も昭和南海地震後が8回を占めており、それまでには3回しか起きていなかった。

また1944年の5回も1月から5月の間に発生しており、12月7日の昭和東南海地震(M7.9)までの約7ヶ月間、有感地震は起きていなかったのである。

こうした過去の事例に照らすと、2017年に紀伊水道における有感地震が減少しているのは何とも不気味と言えるだろう。

ちなみに紀伊水道では、1946年12月21日04:19の昭和南海地震(M8.0)の直後、5:56に有感地震が発生していた。
 


 



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