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2017年10月01日小笠原諸島西方沖でM5.4が発生、ごく近い場所で起きていた事例に共通する傾向は

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10月1日の6:08に小笠原諸島西方沖でM5.4・震度1の地震が発生した。

国内でM5以上を記録した有感地震としては今回が56回目で、9月までの各月の発生数は以下の通り。1~6月までのM5以上平均発生数が5.3回/月であったのに対し7~9月になると8回と増加しており、10月になったばかりのタイミングでの今回のM5有感地震は2017年下半期における地震活動の活発化を印象付けており、強い地震への注意を高めておく必要があると言える。

01月 05回
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09月 08回

さて、小笠原諸島西方沖での有感地震としては9月8日のM6.1・震度3以来3週間ぶりのことであったが、小笠原諸島西方沖では1926年以降これまでに135回しか有感地震にはつながっていない。従って比較的珍しい場所での地震であったと言える。

今回の地震の震源は前回9月8日のM6.1から近い場所であったことや深さも前回の約460kmに対して今回が約490kmと似ていることから、M6.1の余震であった可能性は否定できないが、緯度・経度から過去の発生地震に照らすと、今回の震源位置であった「北緯27.7度・東経140.3度」で一致する地震がひとつだけ記録されている。

2015年6月23日のM6.9・震度4で、震源の深さまで約480kmと今回と非常に近い場所で発生していたものだが、この時、関連は不明だが約3週間前の5月30日には小笠原諸島西方沖ではM8.1という巨大地震が起きていたことを覚えている人も多いだろう。

前回はM8.1の3週間後にM6.9、そして今回はM6.1の3週間後にM5.4と同じ小笠原諸島西方沖での強い地震後に発生していたという点で共通しているわけだが、その後の地震の傾向にも共通性は生じてくるのだろうか。

ここで、2015年6月23日のM6.9より更に今回の震源に近い場所で起きていたいくつかの地震にも注目してみよう。上記の図は東日本大震災以降に付近で発生していたM4.5以上の地震の震源をマッピングしたもので、オレンジ色が今回のM5.4を示している。白色が9月8日のM6.1、そして水色が2015年6月23日のM6.9である。

M6.9よりも今回の震源に近い場所で数回の地震が観測されていたことがわかるが、これらの地震発生後に何か共通する動きはあったのだろうか。今回の震源にごく近い場所で起きていた地震から約1ヶ月以内に発生したM5以上、という条件で抽出したところ、6回の事例全てに出現した震源がひとつ見つかった。福島県沖である。

2012年01月19日 M4.6 震度-  小笠原諸島西方沖
2012年01月23日 M5.1 震度5弱 福島県沖

2012年10月13日 M4.5 震度-  小笠原諸島西方沖
2012年11月03日 M5.0 震度4  福島県沖

2013年10月04日 M4.7 震度-  小笠原諸島西方沖
2013年10月22日 M5.3 震度3  福島県沖
2013年10月26日 M7.1 震度4  福島県沖
2013年10月26日 M5.1 震度2  福島県沖
2013年10月28日 M5.4 震度2  福島県沖

2015年06月23日 M5.6 震度-  小笠原諸島西方沖
2015年07月21日 M5.0 震度3  福島県沖

2015年08月27日 M4.6 震度-  小笠原諸島西方沖
2015年09月01日 M5.0 震度2  福島県沖

2017年01月10日 M4.8 震度-  小笠原諸島西方沖
2017年02月11日 M5.2 震度3  福島県沖

福島県沖は非常に地震の多い場所であることから、今回のデータにそれほどの特殊性はないとも言えるかもしれない。実際、2017年に福島県沖でM5以上が起きていた月は1月、2月、3月、7月、9月と半数を超えている。従って偶然という可能性はもちろん否定は出来ないが、今回の小笠原M5以上も9月27日の岩手県沖M6.0の際に「過去のデータからは北海道方面や千葉から宮城にかけての太平洋側そして伊豆・小笠原が揺れやすい」と紹介した通りに発生していたことから、一応念頭に置いておいても損はないだろう。
 

※画像はUSGSより。中央上部の大きな丸印は2015年5月のM8.1。


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