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2017年11月23日国内でM7以上の大地震が1年間発生せず、同様のケースにおける傾向と年内可能性は

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11月22日を過ぎたことによって、日本国内におけるM7以上の大地震が1年間、発生しなかったことになる。最後に起きたのが2016年11月22日の福島県沖M7.4・震度5弱であるためだ。

珍しいことのように思えるが、実は東日本大震災以降にも、1年以上に渡ってM7以上が発生しなかった期間は存在している。2013年10月26日の福島県沖M7.1・震度4を最後に2015年5月30日の小笠原諸島西方沖まで約19ヶ月大地震が起きなかった事例である。

しかし、この2015年5月30日小笠原諸島西方沖がM8.1と巨大であったことから、1年以上のスパンの後に発生する大地震が「巨大地震」「超巨大地震」となるのではないかという不安も一部にあるようだ。

では、20世紀以降国内で今回と同じようにM7以上の大地震が1年以上観測されなかったケースではその後どのような地震がどこで起きていたのだろうか。

過去約90年間のうち、この条件に合致する大地震は30回、およそ3年に1度のスパンで訪れることから、長い目で見ればそれほど珍しくはないことがわかる。そして、それらの中でM8を超える規模であった事例は3回、M7.5を超える規模であったのが10回。

こうしたデータからは、1年以上のスパン後に起きる地震に規模的な特徴があるとは言えないが、気になる点もある。1944年の昭和東南海地震、そして1946年の昭和南海地震共に、今回同様、1年以上M7が沈黙している中で発生していたからだ。

次に過去のデータから、M7オーバーが1年以上起きなかった場合、その後どこでM7以上の大地震が記録されていたのかを見てみよう。最も多かったのが三陸沖の4回。次に5箇所の震源でそれぞれ2回ずつ。釧路沖、日本海北部、小笠原諸島西方沖、日向灘、与那国島近海、である。あくまでデータからはこれらの震源に比較的注意、ということになる。

上記は20世紀以降、日本周辺で記録されたM7以上をマッピングした図だが、三陸沖などそもそも地震回数の多い震源が目立つのは当然ながら、比較的少ない日本海北部で2回というのは多少気になるところかもしれない。

さて、では年内にM7以上が起きる可能性はあるのだろうか。10月9日にアラスカでM6.6が発生した際、過去のデータから年内を目処にM7以上が日本で起きる可能性がある、と指摘していた他、11月17日に福島県沖で震度4が観測された際にも、北海道やロシア方面でのM7以上に繋がる恐れに言及している(関連記事参照)。

また、世界的に見ても年内に強い地震が発生する可能性は否定できない。2011年以降、毎年世界で記録されてきたM7以上の大地震発生数を調べてみると、2017年だけ際立って少ないためだ。

2011年 20回
2012年 16回
2013年 19回
2014年 12回
2015年 19回
2016年 16回
2017年 07回(11月23日09:00まで)

これについても11月4日にトンガでM6.8が観測された際、過去のデータからは世界でM8以上が起きていたケースが少なくない、と可能性に言及している(関連記事参照)。
 


 

※画像はUSGSより。


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