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2017年12月06日長野県中部で6年半ぶりのM5以上、同一震源での地震後に高確率で揺れる場所は

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12月06日の00:13に長野県中部でM5.2・震度4の地震が発生した。

小笠原方面で10日以内にM5以上の可能性?

日本国内で震度4以上を観測したのは12月02日の茨城県南部M4.3・震度4以来4日ぶりで、2017年としては39回目となる。またM5以上を記録したのも12月02日の浦河沖M5.0・震度3以来4日ぶりのことである。

長野県中部を震源とする有感地震としては10月27日のM2.7・震度2以来40日ぶりで、同震源におけるM5以上としては2011年06月30日のM5.1・震度4から6年半ぶりのこととなる。

長野県中部としては珍しい規模での地震だったと言えるが、1927年以降、この震源では今回を含め14回のM5以上が記録されており、最大だったのは上記と同じ6月30日に起きていたM5.5・震度5強。M6以上の地震は約90年間、一度も発生していない。

次に震源の位置を細かく見てみよう。今回の震源は「北緯36.4度・東経138.0度・深さ約10km」であった。同一の震源位置でこれまでに観測されてきた有感地震は、数日間に複数回地震が起きていたケースをまとめると12回。

そのうち最も古かったのが2007年06月02日のM2.2・震度1で、これ以前には発生していない。2007年と言えば3月25日に能登半島地震(M6.9・震度6強)そして7月16日にも新潟県中越沖地震(M6.8・震度6強)が起きた年として知られているが、これらの地震に挟まれた期間に長野県において今回と同じ震源での初めての揺れが発生したのは、何か関係があるのだろうか。

さて、今回と同一の震源においてこれまでに発生してきた12回の地震について、その後起きていた地震に何らかの傾向があるかどうか調べてみると、そのうちの半分の事例で、10日以内に小笠原方面におけるM5以上を記録していたことがわかった。

硫黄島近海や鳥島近海、それに父島近海での地震に繋がるケースが多かったのだ。2012年には長野県中部の翌日に父島近海でM6.0、2015年には2日後に硫黄島近海でM5.8、また2016年には4日後に硫黄島近海でM6.0と直近で揺れていた事例もある。

こうしたデータからは10日以内に小笠原方面でM5以上が50%の確率で発生する可能性がある、と言える。

2007年06月02日 M2.2 震度1  長野県中部
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2008年01月08日 M3.6 震度2  長野県中部
2008年01月18日 M5.9 震度1  硫黄島近海

2008年11月18日 M2.0 震度1  長野県中部
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2009年08月28日 M2.1 震度1  長野県中部
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2011年06月24日 M2.3 震度1  長野県中部
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2011年12月17日 M2.3 震度1  長野県中部
2011年12月27日 M5.4 震度1  鳥島近海
2012年01月01日 M7.0 震度4  鳥島近海

2012年11月28日 M1.8 震度1  長野県中部
2012年11月29日 M6.0 震度1  父島近海

2013年03月11日 M2.6 震度1  長野県中部
2013年03月16日 M5.2 震度1  鳥島近海

2013年04月16日 M2.3 震度1  長野県中部
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2013年07月04日 M2.3 震度1  長野県中部
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2015年08月27日 M3.0 震度3  長野県中部
2015年08月29日 M5.8 震度2  硫黄島近海

2016年10月16日 M2.3 震度1  長野県中部
2016年10月20日 M6.0 震度1  硫黄島近海

NHKスペシャル「地震の火種」との関連は?

今回の長野県中部についてはもうひとつ知っておきたい点がある。今回の震源付近ではM6以上の地震は記録されていない、と紹介したが、それ以前には比較的近い場所でM6を超える地震も観測されていたのだ。周辺では1890年にM6.2、1918年にもM6.5など内陸部における強い地震も起こり得るのである。

今回の震源の場所は糸魚川-静岡構造線断層帯にも近い長野盆地西縁断層帯付近だったとみられるが、この一帯について近い将来、M6を超えるような強い地震が発生する可能性はあるのだろうか。

気になる情報がある。2016年9月に放送されたNHKスペシャル「MEGA CRISIS巨大危機」の中で、日本列島で地震の「火種」が燻っている場所として挙げられていた2ヶ所のうち、仙台市周辺と共に指摘されていたのが今回の震源に近い場所だったのだ。糸魚川-静岡構造線断層帯の一帯で(関連記事参照)、この時は牛伏寺断層を含む一帯で最大でM7~8の地震が発生するおそれがあるとされていたが、前述した2011年06月30日のM5.4はこの牛伏寺断層付近での地震であった。長野県中部それ自体にも、十分注意しておく必要があると言えるだろう。
 


 

※画像は気象庁より。


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