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宏観異常

2018年01月27日瀬戸内海・山口県周南市にザトウクジラが出現、最近の傾向は

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01月27日に山口県周南市にザトウクジラが出現したと報じられている。

瀬戸内海にクジラが出現、最近の傾向は

これは日本テレビがニュースとして伝えており、現地で釣りをしていた遊漁船の船長が映像を撮影したというが、専門家によると瀬戸内海全域でも目撃は年に1度あるかないかで、撮影者も「ここ何十年で初めて見た」と瀬戸内海におけるザトウクジラ出現の珍しさを語っている。

クジラやイルカの打ち上げや座礁、出現は地震の前兆ではないかと囁かれることや、今回ザトウクジラが現れたのが瀬戸内海であり南海トラフとの関連が想起されることから話題になりそうだが、最近のイルカやクジラの話題が強い地震に繋がったケースはあまり多くない。

2018年に入ってからも沖縄県の海岸にザトウクジラが漂着したがその後目立った揺れは起きておらず、また2017年12月に北海道伊達市にザトウクジラが打ち上がった際にも、同日北海道東方沖でM4.9の地震が起きてはいたものの距離が離れていることから関連性には疑問符がつく。

更に関東地方で言えば2017年11月、隅田川にイルカ「スナメリ」が迷い込み話題になった時も該当すると思われる地震は発生していない。

こうした点からは今回の瀬戸内海におけるザトウクジラ出現をそれほど深刻に受け止める必要はないが、東日本大震災や熊本地震のそれぞれ直前の時期に打ち上げがあったのも事実であり、2017年にもいくつかの例ではその後地震が起きていたのもまた事実である。

2017年01月末に福島県でイルカの群れが出現すると2月上旬以降、福島県沖でM5.2・震度3やM5.6・震度5弱が発生。03月上旬に大分県でザトウクジラが目撃された翌日に日向灘でM5.2・震度4というケースも見られた。

また06月に宮崎県でクジラが7頭打ち上がった際には10日後に豊後水道でM5.0・震度5強、10月に沖縄県でクジラ12頭が打ち上がってから3日後に奄美大島北東沖でM5.6・震度3、といった事例がある。

更に関東地方でも、07月に茨城県の海水浴場に約30匹のドチザメが現れると翌日福島県沖でM5.6・震度4とM4.0・震度2、そして茨城県北部でM4.0・震度2と地震が相次いだことや、東京湾でも04月にクジラが目撃されたのと同日、東京都23区を震源としたM3.7・震度1が起きたこともあった。

地震と結びつける科学的な根拠は見つかっていない、という前提を崩すべきではないにせよ、クジラやイルカの出現が地震発生への不安を抱かせるのは確かだろう。

瀬戸内海震度6弱の直前と共通点も

今回、瀬戸内海にクジラが現れたことに関連して、最近起きていた2つの地震における傾向を紹介しておくことにする。

まず01月26日の深夜、和歌山県北部でM3.1・震度1の地震が起きていたが、この地震の震源位置「北緯33.9度/東経135.1度」でこれまでに発生した有感地震は2013年04月01日のM3.3のみ。

同緯度・同経度で揺れていたこの地震から12日後の2013年04月13日には淡路島付近でM6.0・震度6弱という強い地震が発生していたのだ(関連記事)。

また01月27日の午後に発生した東海道南方沖M4.4・震度1。これについても今回と同様浅い震源で起きていた過去の地震の例として2つ挙げて説明したが、そのうちのひとつが2013年02月18日のケースであり、やはり淡路島付近で震度6弱を観測した地震の前に発生したものであった(関連記事)。

他にも01月16日と23日に京都府南部でそれぞれM2.5・震度2、M3.0・震度1と連発したばかりだが、2013年の淡路島震度6弱前にも京都府南部では03月26日M2.2・震度1、04月04日M3.2・震度1と短期間に地震が続いていた。

2013年の淡路島付近震度6弱の直前と類似しているとも言えなくはない状況だが、今回の瀬戸内海におけるクジラは何らかの地震につながっていくのだろうか。
 


 

※画像は日テレNEWS24より。
関連URL:【日テレNEWS24】瀬戸内海にザトウクジラ 捕食シーンも


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