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国内地震 発生地震

2018年04月24日根室半島南東沖でまたM5超え、連発が北海道での大地震示唆している可能性も

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04月24日の17:53に根室半島南東沖でM5.3・震度4の地震が発生した。

地震活動活発化してきた2018年

日本国内でM5以上の地震が起きたのは04月21日の千葉県東方沖M5.1・震度3(関連記事)以来3日ぶりで、2018年としては18回目のM5以上地震となる。

また震度4以上を観測した地震としては04月14日の愛知県西部M4.6・震度4(関連記事)以来10日ぶりで、2018年に起きた震度4以上地震としては今回が17回目。

2017年に発生した18回目のM5以上が2017年05月09日の宮古島近海M5.0・震度1であったこと、また17回目の震度4以上が2017年06月25日の長野県南部M5.7・震度5強であった点に照らせば、2018年はマグニチュードが示す規模の大きな地震という意味でも、また震度が示す揺れの大きな地震という意味でも2017年よりも地震活動が活発になっている、と捉えることが出来る。

次に根室半島南東沖における有感地震だが、この震源では10日前の04月14日にM5.4・震度5弱という強い地震が起きたばかりであった(関連記事)。

この04月14日のM5.4は根室半島南東沖としては2年3ヶ月ぶりのM5以上地震だったという点が注目されたが、今回、わずか10日後に再びM5以上の地震が発生したことで、根室半島南東沖及び北海道東部、更には2017年12月に地震調査委員会が千島海溝周辺でM9に迫る超巨大地震が今後30年以内に最大40%の確率で発生すると警告を発していたこと(関連記事)への注目が高まることになりそうだ。

約14年ぶりとなる「M5連発」

根室半島南東沖で短期間の間にM5を超える地震が発生していたのは2004年12月06日に根室半島南東沖でM7.0・震度5強の強い揺れを記録した後、2004年12月22日にM5.8・震度3が起きていた以来であることから、今回の「M5連発」は2004年以来約14年ぶりに発生したということが出来る。

これが北海道東部における地震活動の活発化を示すものであるのかどうかは定かではないが、今回の震源位置「北緯43.3度/東経145.8度・深さ約90km」は前回04月14日のM5.4・震度5弱の震源位置「北緯43.2度/東経145.7度・深さ約50km」とは異なっている。

前回の震源位置と同位置で過去に起きていたのは東日本大震災直前の2010年11月のみであったが、今回の震源位置「北緯43.3度/東経145.8度・深さ約90km」の地点で過去に発生していた地震も1回のみであった。

2014年03月10日のM4.6・震度3であったが、この地震から1ヶ月以内に起きたM5以上をリストアップしたものがこちらである。

2014年03月10日 M4.6 震度3  根室半島南東沖(今回の震源と同位置)
2014年03月14日 M6.1 震度5強 伊予灘
2014年03月17日 M5.1 震度3  福島沖
2014年03月17日 M5.4 震度2  与那国島近海
2014年03月22日 M5.3 震度2  鳥島近海
2014年03月26日 M5.4 震度3  薩南諸島東方沖
2014年03月29日 M5.3 震度2  茨城県沖
2014年04月03日 M5.3 震度4  岩手県沿岸南部
2014年04月05日 M5.2 震度3  岩手県沖

根室半島南東沖における地震から4日後に伊予灘でM6.1・震度5強が観測されていた点が南海トラフとの関連から目を引くが、事例が1つしかないため参考程度に留めておくべきだろう。それよりも注目されるのがM5以上の地震発生数がかなり多いという点だ。今後全国的に地震活動が更に活発化する可能性を視野に入れておくべきだろう。

北海道での大地震示唆している可能性も?

最後に少々気になるデータを紹介しておく。

根室半島南東沖の周辺にはM8クラスを引き起こすなど強い地震に繋がる震源がひしめいており、そうした震源での大地震につられる形で根室半島南東沖での地震活動が活発化した事例がある。1969年08月12日の色丹島沖地震(M7.8)の後に根室半島南東沖でM5.4が4回連続したケースなどだ。

だが、根室半島南東沖でM5を超える地震が複数回、あるいはM6以上が発生した後に周辺の震源で大地震が起きていたという例が復数あるのだ。

1968年05月16日の十勝沖地震(M7.9)の3ヶ月前には02月01日から04日にかけて根室半島南東沖でM5を超える地震が4回連続して発生。

また1982年03月21日の浦河沖地震(M7.1)の4ヶ月前、1981年11月にはM5.0とM6.0。更に1994年10月04日の北海道東方沖地震(M8.2)の前にも08月31日に根室半島南東沖でM6.3・震度5弱が起きていたのである。

こうした点からは今回の根室半島南東沖におけるM5以上連発が今後の周辺における強い地震を示唆している可能性も否定は出来ない。
 
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※画像は気象庁より。


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