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国内地震 発生地震

2018年05月17日千葉県東方沖でまたM5超え地震、東日本大震災以降の減少傾向が増加に転じ

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05月17日の12:12に千葉県東方沖でM5.3・震度4の地震が発生した。

GW明けに続く震度4以上、今度は千葉県東方沖で

日本国内でM5以上の地震を記録したのは05月14日の岩手県沖M5.1・震度3(関連記事)以来3日ぶりで、2018年としては今回が22回目。2017年に起きた22回目のM5以上地震は2017年05月27日の福井県沖M5.0・震度2であった。

また国内で震度4以上を観測した地震としては05月13日の宮城県沖M4.7・震度4(関連記事)以来4日ぶりのことで、2018年としては今回が22回目。2017年に22回目の震度4以上地震として観測されたのが2017年07月07日の福島県沖M4.8・震度4であった点に照らせば、2018年は強い揺れが前年より多く発生している年である、ということが出来る。

この傾向は特にGW明け以降、強まっている印象が強く、約10日間で5回、つまり2日に1度ペースで震度4以上が起きているのだ。強い地震の連続に十分注意しておく必要があるだろう。

GW明けの震度4以上地震

2018年05月06日 M3.9 震度4  熊本県熊本地方
2018年05月07日 M5.2 震度4  岩手県内陸北部
2018年05月12日 M5.1 震度5弱 長野県北部
2018年05月13日 M4.7 震度4  宮城県沖
2018年05月17日 M5.3 震度4  千葉県東方沖

予測されていた関東の強い地震、直前には千葉でイルカ

今回の千葉県東方沖における強い地震はこれまでに何らかの予測や前兆といった形で示されていたのだろうか。いくつかのシグナルが出ていたと言えそうだ。

まず東大名誉教授の村井俊治氏が自身の地震予測サービス「週刊MEGA地震予測」において04月25日、南関東周辺を「要注意」から「要警戒」にレベルアップしていた(関連記事)のに加え、05月07日にはメディア上で南関東周辺について「3ヶ月以内震度5以上」と指摘していたこと(関連記事)。

この予測に従えば今後更に震度5以上の強い地震が南関東周辺で起きることになるわけだが、果たして強震が続発するのだろうか。

過去データからも千葉県東方沖における強い地震が示唆されていた。これは04月29日に富山県西部で90年間に30回目という珍しい地震が起きた際、過去の事例から関東地方が揺れる可能性に言及していたというもので(関連記事)、04月29日の富山県西部震源と同緯度・同経度・同深度で過去に2回記録されていたデータでは、その後いずれも関東地方で強い地震が発生しており、特にそのうちの1回である2011年の際には千葉県東方沖でM6.0が観測されていたのである。

また、千葉県では直前に動物の異常も見られていた。05月07日に東京湾と繋がる海の一部である谷津干潟でイルカ「スナメリ」とみられる動物が浅瀬に打ち上げられていた件だ(関連記事)。

この時にも紹介したが、「スナメリ」は2017年11月に東京湾から隅田川に迷い込んだとして話題になったイルカである。そして、当時、騒ぎから約1ヶ月後の2017年12月15日には東京湾で2年ぶりの有感地震となるM4.4・震度2が起きていたことから「スナメリ」の出現で今回再び地震が起きた形と言えるが、これが偶然だったのかそうでないのかはわからない。

関東周辺では他にもある。05月06日には静岡県伊東沖の定置網で「ユウレイイカ」が捕獲され、05月11日には小田原港で「ヨロイザメ」が水揚げされるなど深海魚にも動きがあったのである。

大震災以降の減少から増加へ転じた千葉県東方沖でのM5以上

次に今回の震源位置についてだが、今回の震源位置「北緯35.7度/東経140.8度・深さ約50km」の地点ではこれまでに30回の有感地震を観測していることからそれほど注目すべき震源というわけではないが、知っておきたい点が2つほどある。

まず今回の震源位置である「北緯35.7度/東経140.8度・深さ約50km」が初めて有感地震を引き起こしたのが2006年10月28日のM3.3・震度1であったこと。

比較的最近揺れ始めた震源と言えるが、この半年前には伊豆半島東方沖でM5.8が起きていたため影響を受けた可能性があり、2018年も05月06日に八丈島東方沖でM6.0が発生したばかりであることから(関連記事)、伊豆・小笠原方面との関係に気をつけておくべきだろう。

そしてもうひとつが「北緯35.7度/東経140.8度・深さ約50km」が東日本大震災の直前とも言える2011年02月16日にM4.1・震度2の規模で揺れていたことである。この震源が東日本大震災を引き起こしたというわけではないだろうが、東北で超巨大地震が発生する前に揺れていた震源位置という点で留意しておく必要がありそうだ。

最後に千葉県東方沖では大震災以降収束しつつあったM5以上地震が、2018年になってから再び増加している点を指摘しておく必要がある。

東日本大震災が発生した2011年に18回を記録して以降、徐々にその数を減らしてきた千葉県東方沖におけるM5以上だが、2014年から2017年にかけていずれも0~2回にとどまっていたにも関わらず、2018年は05月17日までに既に4回のM5以上が観測されているのである。

2011年 18回
2012年 07回
2013年 06回
2014年 01回
2015年 00回
2016年 02回
2017年 01回
2018年 04回(2018年05月17日13:00まで)

まだ起きていないとされる東日本大震災のM8クラス最大余震が大震災の震源域南北で発生する可能性が言及されて久しいが、千葉県の太平洋側における不気味なM5以上の増加は首都圏で警戒を高めておく十分な理由となるだろう。
 


 

※画像は気象庁より。


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