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国内地震 宏観異常 発生地震

2018年05月29日福島県喜多方市で地割れ広がる、断層の存在と28日には付近で半年ぶりの地震も

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福島県喜多方市で地割れが発生、現在も拡大中である上に住宅地に迫っているとしてここ数日、メディアが次々と報じている。

05月25日に喜多方市が災害対策本部を設置したことにより同日の夜にはNHKがこれを報道、「周囲の地面が1時間あたり数ミリずつ動き続けている」と指摘していた他、28日夜の時点でも別のテレビ局が「今も拡大中」と伝えている。

既に周辺の道路が通行止めになっている他、住宅の近くまで迫っていることから現地では不安が広がっているといい、今後の動向を注視していく必要がありそうだ。

2017年05月に大分県豊後大野市で大規模な地割れが発生した際には地下水位の上昇が地滑りを引き起こしたのではないかと考えられるなど地盤の異変が原因である可能性を今回も否定できないが、福島県喜多方市の現地付近に活断層などは存在するのだろうか。

今回、福島県で地割れが発生している喜多方市西部の高郷町は猪苗代湖の西側に位置しているが、近くを活断層が走っている他、過去にはM6.9という強い地震が発生した例がある。

活断層は「会津盆地西縁・東縁断層帯」で、今回の地割れ位置に近い「会津盆地西縁断層帯」ではM7.4程度の地震が起こる可能性があるとされており、1611年にはM6.9の「会津地震」が起きていたのである。

また会津地震に関してはもうひとつ知っておきたい点がある。1611年の会津地震が起きた09月27日から約2ヶ月後の1611年12月02日にはM8.1とされる慶長三陸地震が発生していたのだ。

会津地震から慶長三陸地震への流れが気になるのは、東北地方における異変が今回の地割れだけではない点も影響しているためだろう。05月初めには朝日新聞が東日本大震災後の東北地方地殻変動が「7年を過ぎても止まる兆しがない」として「止まらぬ地盤隆起 震災前超す?復興影響も」というタイトルの記事を掲載していたばかりなのである。

大震災以降7年間の地殻変動の観測結果を国土地理院が3月に発表したことを受け専門家の意見を紹介した内容であったが、「研究者は今後十年は隆起が続き震災前の高さを超えてしまう場所もあると予測する」「30~40年間は隆起が続くだろう」などと指摘されている。

従来の地震学予測とはかなり異なる現象が起きているという現在の東北地方においては、活断層の平均活動間隔や30年予測に安住しない姿勢で地震対策に臨むのが肝要だが、実際不気味な地震も起きている。

05月28日の14:53に山形県置賜地方で発生したM2.2・震度1の地震は2017年12月01日のM2.8・震度1以来約半年ぶりの有感地震であったが、震源は会津盆地西縁断層帯のすぐ北側に位置していたのである。
 


 

※画像は気象庁より。
関連URL:【朝日新聞】止まらぬ地盤隆起 震災前超す?復興影響も


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