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2016年10月12日房総半島南方沖でM4.5の地震が発生、発震続いた三重会合点付近から西の位置で

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10月12日の8:05に房総半島南方沖を震源とするM4.5・震度2の地震が発生した。

房総半島南方沖を震源とした有感地震としては2015年11月30日のM4.1・震度1以来およそ11ヶ月ぶりのことで、毎年数回起きてきた同震源における有感地震が2016年に初めて発生したという点から注目される。

今回の地震について最も気になるのは9月下旬から数多く記録されてきた三重会合点付近の震源から相模トラフ沿いに西側で起きたことである。USGSではM4.8と記録しているが下記の図(USGS)の青色が今回の震源、そしてその東側、三重会合点付近の黄色い丸印が10月6日6:26のM4.9である。

三重会合点に近い関東東方沖では9月23日にM6.5の地震が観測されていたが、この時の震源の深さ(10km)とは異なる70kmであったとはいえ、相模トラフが動く場合には首都直下地震に繋がりかねないという部分からは再び今後の動向への注意が必要だろう。

政府の地震本部によれば相模トラフ付近で起きうる大地震としては2つのパターンが想定されている。一つが関東大震災として知られる1923年の大正関東地震(M7.9)など「相模トラフ沿いのM8クラスの地震」で、規模としてはM8クラス(最大M8.6)。但し発生間隔としては180~590年と考えられているため、前回の大正関東地震から90年が経過した現在、発生確率としては「30年以内にほぼ0~5%」とされている。

しかしもうひとつが「プレートの沈み込みに伴うM7程度の地震」で、こちらはM7程度(最大M7.3)と相模トラフ沿いの地震よりも規模的には小さいものの「30年以内に70%の確率」で起きると予想されている上に、前回が1987年12月17日の千葉県東方沖地震(M6.7)で既に29年が経過しているため予断を許さない。

東日本大震災の割れ残りがあるとされる茨城や千葉といった大震災震源域の南側が動きM8クラスの地震を引き起こす可能性があるとされている点も不気味だが、未曾有の規模だった東日本大震災の影響で相模トラフ沿いのM8クラスにおける地震発生間隔に変化が生じている恐れもあることから、今回のM4.5が起きた房総半島南方沖付近で今後どのような地震が起きるのか、警戒しておくべきであると言える。

ちなみに今回M4.5が発生した震源の位置は「北緯34.2度/東経140.3度」で前述の通り深さは約70kmであったが、同じ位置と深さで揺れたのが1980年9月3日のM4.1・震度1。この地震から3週間後の9月25日には千葉県北西部でM6.0の直下型地震が発生、死者2名を記録していた他、関東地方で強い地震が相次いだことも一応知っておくと良いだろう。

1980年09月24日04:10 M5.4 震度4 埼玉県南部
1980年09月25日02:54 M6.0 震度4 千葉県北西部
1980年09月25日02:59 M5.3 震度2 千葉県北西部

10月11日にzakzakが掲載した電気通信大学名誉教授の早川正士氏によれば「10月15日までに福島から千葉北部にかけて震源が内陸んらM5.0程度、海底ならM5.5程度」の最大震度5弱地震が起きる可能性があるという。
 
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