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2016年11月10日中央構造線付近での有感地震が増加傾向に、関東から九州まで要注意

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11月に入ってから、特にここ数日の間に中央構造線上かそれに近い場所における有感地震の数が増加傾向にあるようだ。(画像はWikipediaより)

中央構造線上で地震が波及する可能性

中央構造線とは日本列島を九州から関東へと横に貫く国内最大級の断層系であり、平成28年熊本地震の震源がこの中央構造線上であったことから、当時盛んに報道されたことでも覚えている人は多いだろう。

熊本での地震の際、中央構造線が取り沙汰されたのはこのライン上で地震を誘発する恐れがあると考えられていたためで、過去には1596年に慶長伊予・豊後・伏見地震がわずか数日の間に連続したことが知られている。

1596年09月01日 M7.0 慶長伊予地震
1596年09月04日 M7.8 慶長豊後地震
1596年09月05日 M7.1 慶長伏見地震

熊本での地震が日本の広い範囲に波及する可能性に警戒が広がった形だったが、如何にこうした意識が強かったかについては熊本での4月16日本震M7.3が発生する前のタイミングで既に和歌山ではNHKがこんな注意を呼びかけていたことからもわかる。これは4月15日の夜、現地で流れたNHKのニュースより。

「近畿と四国に延びる『中央構造線断層帯』のうち、最も東側の活断層は、和歌山県の北部を通っています。この付近では、震度5強から7程度の地震が発生するおそれがあるとされていますが、いつ起きるかは、まだ、よく分かっていません。(中略)(和歌山地方気象台の防災官は)『熊本では震度7の地震が発生したが、和歌山県で同様の地震が起きてもおかしくはない』と話しました。」

11月に入り増加傾向に

この中央構造線付近で11月に入ってから地震が増加傾向にあるようだ。ひとつひとつの規模は小さいながらも、関東から四国にかけての広範囲にまたがっていることがわかる。

11月03日20:50 M3.0 震度1 愛媛県南予
11月05日13:45 M3.3 震度1 伊予灘
11月08日21:43 M4.2 震度2 茨城県沖
11月09日07:09 M3.1 震度1 千葉県北東部
11月09日15:14 M3.0 震度1 豊後水道
11月09日15:37 M2.7 震度1 紀伊水道
11月10日03:55 M3.3 震度1 埼玉県南部

4月の熊本地震から既に約7ヶ月が経過したとは言え、地震の発生間隔で言えばまだわずかな時間しか経っていないと考えれば、今後熊本での揺れの影響が中央構造線に波及してもおかしくないと言えるだろう。今後も注視したほうがよさそうだ。

熊本地震後の4月下旬、zakzakが掲載した記事には中央構造線上で波及する地震についてこう指摘されていた。専門家が10年単位で警戒を呼びかけていることを忘れるべきではないだろう。

「恐ろしいのは、熊本の群発地震が鹿児島から四国、近畿、長野へ延びる日本最大の活断層「中央構造線(MTL)断層帯」のライン上で起きていることだ。MTLは実に1000キロ以上に及び、「解明されていないだけで首都圏にも到達している」(地震学者)とも言われる。東海大学海洋研究所教授で地震予知研究センター長の長尾年恭氏は「このMTL沿いで断層の破壊が進んでいるのは間違いない。破壊の影響は少しずつ蓄積され、ボタンが1つずつ弾けるように、今後10年でゆっくり時間をかけて関東のほうまで地震の連鎖が広がることもあり得る」と警戒感を示す。」
 


 

関連URL:【zakzak】四国沖で震度3「南海トラフ巨大地震」予兆か 熊本地震2週間前にも三重県沖で


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