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2016年11月10日大隅半島東方沖で約1年ぶりの有感地震が発生


 
2016年11月10日の17:49に大隅半島東方沖でM3.5・震度1の地震が発生した。南海トラフ巨大地震との関連は。

この地震の規模自体は小さかったものの、南海トラフとの関連という点からは気になる地震だったと言えるだろう。というのも大隅半島東方沖で有感地震が発生したのは約1年ぶりのことであったためだ。前回は2015年12月16日のM4.1・震度1であった。

11月6日に福岡県北九州地方でM3.3・震度3の地震が発生した際に、福岡県北九州地方という震源が前回の南海トラフ直後のタイミングである1947年以降、2015年まで有感地震が発生していなかったことに触れた。

非常に珍しい震源として注目を集めたが、今回の大隅半島東方沖における1年ぶりの有感地震もこうした流れに沿って理解すれば、また一歩南海トラフ巨大地震が近づいてきたのかもしれないと考えることも出来るだろう。

大隅半島東方沖でこれまでに発生してきた有感地震数を10年毎に区切りその回数を調べてみると、今回は1年ぶりではあったものの、地震は増加傾向にあると言って良さそうだ。

1931~1940年 21回
1941~1950年 15回
1951~1960年 19回
1961~1970年 27回
1971~1980年 18回
1981~1990年 20回
1991~2000年 52回
2001~2010年 34回
2011~2016年 28回(2016年11月10日まで)

1991年以降明らかに回数が増えている。次の南海トラフ巨大地震への動きとして1995年1月の阪神淡路大震災をひとつのきっかけとする説もあるが、大隅半島東方沖で1991年から2000年に52回もの地震が頻発していたのもこれと関係していたのかもしれない。

11月5日には日向灘でM4.3の地震が発生していたことも合わせて、南海トラフが不気味に軋んでいるとの印象を免れない1年ぶりの大隅半島東方沖地震であったが、南海トラフに沿った場所で地震が多発することがあれば、いよいよといってよいのだろうか。
 
※画像はYahoo!天気・災害より。