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宏観異常

2016年11月16日高松市内で瀬戸内海を渡ってきたイノシシの出没が続出、南海トラフ前の内陸地震との関連は

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高松市に瀬戸内海から泳いで渡ってきたと見られるイノシシの出没が相次いでいると報じられている。

瀬戸内海を四国へ渡るイノシシ

これは11月16日の夜に毎日新聞が伝えているが、高松海上保安部が海を泳ぐイノシシの姿を捉えたことがあるとして瀬戸内海の島などから泳いで渡ってきたものと推測されている。

高松市内ではイノシシが通行人を噛んだり電車にはねられて死ぬといった事件も起きているといい注意を呼びかけているが、これに関連した気になるニュースが2015年12月に別の新聞によって伝えられていたので紹介しておく。

2015年12月12日に朝日新聞が「島にイノシシどこから 海渡り?厄介者急増中 山口」として公開していた記事だが、山口県の東部でイノシシの捕獲数が急増しているという話題から、従来イノシシがいなかった瀬戸内海の島で急増しているという報道で、フェリーの船長による目撃談からもイノシシが海を渡って離島へ移動しているとして取り上げていた。

2015年末に本州から瀬戸内海に渡っていたイノシシが2016年11月になると今度は再び海を渡って四国へ移動しているとすればこれは何を意味しているのだろうか。

鳥取県中部でM6.6・震度6弱の地震が発生したのは10月21日であった。もしこの地震への危機感から本州を離れようとしていたイノシシたちが今度は更に遠くへ移動しようとしているのだとすれば、という仮説まで唱えたくなる今回のニュースだが、南海トラフ巨大地震の前には内陸部で地震が増えるとされている。何か関係があるのだろうか。

南海トラフ前の内陸地震との関連は

過去の南海トラフ巨大地震の前には周辺で強い地震が起きていたのは間違いない。684年の白鳳地震(M8.2)の5年前には福岡県で強い地震があったし、887年の仁和地震(M8.5)の7年前には出雲でM7の地震が起きていた。

また1707年の宝永地震(M8.6)の際には1703年に豊後でM6.5の地震、最近でも1944年の昭和東南海地震や1946年の昭和南海地震の直前とも言える1943年に鳥取地震(M7.2)で1,000名以上の死者が出ていたなどいくつもの事例が認められている。

更に1605年の慶長地震(M8)の時には1596年に9月1日慶長伊予地震(M7.0)、9月4日慶長豊後地震(M7.8)、そして9月5日慶長伏見地震(M7.5)と数日以内に大地震が相次いでいた。

10月21日の鳥取M6.6が起きたとは言え、次の南海トラフ巨大地震までに起きる内陸部での強い地震はこれだけにとどまるとは限らないと考えれば、イノシシの移動は南海トラフ巨大地震に至るまでの過程で発生する強い内陸地震への備え、と受け止めることも出来ないわけではないのである。

果たしてイノシシはどのような理由で本州から瀬戸内海、そして四国へと海を渡っているのだろうか。
 


 

関連URL:【毎日新聞】イノシシ 海を泳いで高松に?…相次ぎ出没 【朝日新聞】島にイノシシどこから 海渡り? 厄介者急増中 山口


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