181212-009香川県小豆島瀬戸内海におけるクジラ目撃

香川県小豆島沖で珍しいクジラ目撃、2018年瀬戸内海の事例は


 
12月10日に香川県の小豆島沖でクジラが目撃されたと海上保安庁が発表、現地紙や全国紙など複数のメディアもこれを報じている。瀬戸内海では06月初旬にイルカの群れが現れ、その2週間後に大阪府北部でM6.1・震度6弱の地震が起きていた。

瀬戸内海で珍しいクジラの目撃

海上保安庁が12月10日の11:30に発表した「海の安全情報」によると香川県の小豆島南方海域で体長約15mのクジラが目撃されたということで、その後の報道によると瀬戸内海はクジラの生息域ではないとされることから非常に珍しい目撃だったということである。

イルカやクジラの大量座礁や大量打ち上げは地震の前兆ではないかと囁かれることが多く、11月下旬にも24日にニュージーランドで145頭、28日にオーストラリア南東部で28頭、30日にもニュージーランドで90頭と相次いだばかりだった。

この時は12月06日にニュージーランドの北側に当たるニューカレドニアでM7.5の大地震が発生したが関連は不明である。

イルカ・クジラの大量打ち上げと地震発生との関係については科学的根拠が示されていない上に否定的な見解も出されていることから結びつける必要はないが、今回のように単独で目撃されたといったケースにおいてその後強い地震が起きていた事例はあるのだろうか。また瀬戸内海において最近、類似の事例はあったのだろうか。
 

2018年日本国内のクジラ目撃事例とその後の地震

日本国内における最近の事例としては07月下旬に富山湾で国内4例目となるツノシマクジラ目撃があった際、その後目立った地震は起きていなかった。

富山県では04月にも魚津市の沖合で過去2回のみというクジラが目撃されていたが、その時は翌日に島根県西部でM4.1・震度3、05月12日には長野県北部でM5.1・震度5弱が発生して履いたが関係は不明である。

また06月上旬には秋田県でハナゴンドウが港内で目撃され、3週間後に半年ぶりとなる有感地震が秋田県沖で観測されてはいたものの関連していたかどうかはわからない。

2018年は東京湾におけるクジラ目撃が取り沙汰されたがこの時はどうだっただろうか。

06月18日に最初の目撃が伝えられると06月26日に千葉県南部M4.4・震度4、07月07日に千葉県東方沖、07月17日に茨城県沖でM4.8・震度4。

10月15日の目撃の際には同日、M3.7であったとは言え震度4を記録する地震が栃木県北部で起きた後、10月18日に千葉県東方沖でM4.9・震度2が発生していた。

それ以外では02月14日に大分県の別府湾でザトウクジラが目撃されるとその5日後にほど近い豊後水道でM5.0・震度4の地震が起きたケースがあった。
 

瀬戸内海におけるイルカ・クジラの出現は

次に2018年の瀬戸内海における主な目撃事例をイルカも含め紹介しておくと、直近では10月下旬に瀬戸内海の苅田港沖でクジラらしき生物が目撃されるというケースがあったが、この時はその後付近での地震は起きていなかった。

一方、前述の02月19日豊後水道M5.0・震度4の3週間前に山口県周南市にクジラが出現していた事例や05月初めに徳島県で2頭のイルカが岸壁近くに現れた際に4日後に大隅半島東方沖でM4.3その後日向灘M4.2や大隅半島東方沖M5.6が発生した例、また08月10日に愛媛県今治市でイルカの群れが目撃された時、3週間後に山口県北西沖でM4.7が起きた例がある。

最も特徴的だったのは06月上旬に瀬戸内海でイルカの群れが見られてから2週間後に大阪府北部M6.1・震度6弱が発生した事例だろう。
 
関連URL:【海の安全情報】【緊急情報】障害物存在_備讃瀬戸