181214-009大阪府北部M3.2・震度2と生駒断層帯

大阪府北部で3ヶ月ぶりの震度2地震、生駒断層帯の近くで


 
2018年12月14日の04:15に大阪府北部でM3.2・震度2の地震が発生した。3ヶ月ぶりの震度2以上地震であった点と生駒断層帯に近い位置で起きた点において特徴的であった。

大阪府北部で3ヶ月ぶりに震度2を観測

大阪府北部で有感地震を観測したのは12月07日のM2.4・震度1以来1週間ぶりで12月としては今回が2回目。

この時は大阪府北部が揺れる9時間前に奈良県でも地震が起きており、過去の事例から南海トラフに関連する震源でM5を超える地震が発生する可能性について言及したところ、12月10日に三重県南東沖でM5.3が起きその後東海道南方沖M5.2と修正された。

今回の大阪府北部M3.2・震度2については2つの特徴がある。まず大阪府北部を震源とする震度2以上の地震としては09月15日のM2.7・震度2以来3ヶ月ぶりであり、M3を超える規模としては08月28日のM4.0・震度3以来3.5ヶ月ぶりであったという点だ。

06月18日のM6.1・震度6弱以降の有感地震発生数は次第に減りつつあるものの、3ヶ月ぶりという規模で起きた今回の地震が今度どのような影響を与えるか注視する必要があるだろう。

大阪府北部を震源とする有感地震数
06月 42回
07月 13回
08月 03回
09月 01回
10月 05回
11月 02回
12月 02回(12月14日06:00まで)
 

生駒断層帯に近い位置で発生

2つ目の特徴が震源の位置である。12月13日06:00から14日06:00までに起きた地震の震源を示したHi-netのマッピングからわかる通り、今回の地震は大阪府北部地震の震源よりも南側に位置する生駒断層帯から比較的近い場所で発生した。

11月14日から12月14日までの1ヶ月間に記録された震源マッピングを見ると生駒断層帯方向で地震活動が活発化していること、今回のM3.2・震度2がその中でも一際、生駒断層帯近くで起きた地震であったことがわかるだろう。

また11月22日のM2.6・震度1も今回の震源からごく近い場所で発生しており、12月07日のM2.4・震度1も生駒断層帯から比較的近い位置で起きていた。

生駒断層帯については大阪府北部地震直後に「生駒断層帯が動く可能性も」とする専門家の意見や大阪府北部地震を解析した結果「震源周辺の活断層が以前と比べずれやすい状態になった」「生駒断層帯にも一部で力が加わった可能性がある」とする専門家の指摘がメディアによって紹介されていた。

生駒断層帯はM7.0~M7.5程度の地震が30年以内に「ほぼ0%~0.2%」の確率で発生すると予測されている。
 
※画像はHi-netより。
関連URL:【Hi-net】2018年6月18日 大阪府北部の地震