181217-010栃木県北部と青森県東方沖コンボ地震

栃木県北部と青森県東方沖の短時間発震で地震起きてきた場所とは


 
2018年12月17日の18:46に栃木県北部と青森県東方沖でそれぞれ有感地震が発生した。どちらも地震が少ない震源とは言えないためこれまでにも短時間の間に揺れ合っていた例が見られるが、ごく短時間の間に両方で有感地震を記録した際には、その後特定の場所で強い地震が起きる傾向があることがわかった。

わずか8秒差で揺れあった栃木県北部と青森県東方沖

どちらも12月17日18:46に発生したとされる栃木県北部M3.0・震度1と青森県東方沖M3.4・震度1だったが、Hi-netによると栃木県北部が18:46:32で青森県東方沖が18:46:40であったとされている。

わずか8秒の間に2つの震源で有感地震が発生した形だが、この2つの震源が短時間の間に互いに揺れあっていたケースでは、その後ある傾向が見られるのだ。

栃木県北部・青森県東方沖共に地震が比較的多い震源であることから24時間以内にそれぞれで有感地震を観測していた事例は少なくないが、数時間以内というごく短時間に絞った過去の9回中8回で1ヶ月以内に千島海溝方面におけるM5以上が複数回発生しており、更に9回中5回は3日以内に起きていたのである。
 

9例中8例で1ヶ月以内千島海溝方面M5以上

1944年06月19日に栃木県北部と青森県東方沖が56分差で揺れた際には翌日十勝沖でM5.7・震度2。1950年01月02日に85分差で揺れあったときには2日後に釧路沖でM5.4・震度3。

1991年12月12日の48分差の事例では翌日千島列島M6.3、2011年09月02日23:15に栃木県北部で、その2時間後となる09月03日01:14に青森県北部でそれぞれ地震が起きたケースでは翌日北海道東方沖でM5.0。

今回のようにほぼ同時というタイミングではなかったものの、2002年03月07日にわずか4分差で2つの震源がそれぞれ地震を引き起こしていた事例では5時間後にオホーツク海南部でM5.8が発生していた。

栃木県北部と青森県東方沖における地震の直前に強い地震が起きていた例もある。1954年09月28日に84分差で2つの震源が揺れる10時間前に日高地方中部でM5.9・震度3、9時間前にも日高地方中部でM5.1・震度2が観測されていたのである。

9つの事例のうち唯一、地震が起きなかった2000年01月29日以外の8例では他にも1ヶ月以内に千島海溝方面で複数回の有感地震が記録されており、中にはM6.8や震度5強といった強い地震も含まれている。
 
※画像は気象庁より。
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