181220-010富山県東部

富山県東部で1年ぶりの地震、浅い震源のM4以上としては7年ぶり


 
2018年12月20日の15:58に富山県東部でM4.2・震度3の地震が発生した。有感地震が少ない震源である富山県東部では1年ぶりの揺れであったが、東日本大震災の前にも1年3ヶ月ぶりとなる地震を記録していた。

地震少ない富山県東部で1年ぶりの有感地震

富山県東部で有感地震が観測されたのは2017年12月02日のM2.9・震度1以来1年ぶりで、M4以上を記録したのは2015年03月02日のM4.4・震度1以来3年9ヶ月ぶりとなるが、この時は震源の深さが245kmと富山県東部としては珍しく深い場所であったため、今回の約10kmのように浅い位置で起きたM4以上の有感地震としては2011年10月06日のM4.7・震度3以来7年2ヶ月ぶりということになる。

今回の震源位置は2018年11月に火山性地震が急増した焼岳から北側に30kmほど離れた場所で、ごく近くには跡津川断層帯が走っている。

跡津川断層帯や牛首断層帯の付近では2016年08月から09月にかけて小規模な地震が多数発生し、焼岳以外にも活火山である弥陀ケ原に近かったことから観光客に注意が呼びかけられていた。

跡津川断層帯は今後30年以内にM7.9程度の規模の地震が「ほぼ0%」の確率で発生すると予測されている。

また今回の震源に近い位置では2000年02月03日にM3.8・震度2の地震が深さ8kmで発生していたが、この時はその後関連が疑われる目立った地震は起きていなかった。
 

東日本大震災の8分後や前月にも富山県東部で地震

富山県東部では1923年以降有感地震が75回しか観測されていない上に、そのうちの39回は2011年に記録されていたことから非常に地震が少ない震源であると言って良いだろう。

例外的だった2011年には10月にM5.2・震度4を含む27回の有感地震が起き前述の2011年10月06日M4.7・震度3もこの時の群発地震に含まれるが、富山県東部でそれよりも気になるのは2011年の東日本大震災前後に起きていた地震である。

2011年03月11日の14:46に発生した東日本大震災からわずか8分後の14:54に今回の震源から北側に当たる場所でM4.1・震度2が記録されており、更に地震がごく少ない震源であるにも関わらず東日本大震災前の2011年02月01日にも今回の震源の西側でM2.8・震度1が発生していたからである。

東日本大震災の直前期には岐阜県飛騨地方やトカラ列島近海における群発地震や山形県村山地方での複数回地震など目立つ地震が相次いでいたことから、今後富山県東部に続いて珍しい地震が多発するかどうか見守っていく必要があるだろう。
 
※画像は気象庁より。