181226-009南海トラフで地震増加

紀伊水道と日向灘で今月各5回など南海トラフ周辺で続く地震


 
2018年12月に南海トラフ及び周辺における地震が目立っている。紀伊水道と日向灘でそれぞれ5回の有感地震を観測している他、東海道南方沖や広島県北部、それに大阪湾といった場所でも震度1以上を記録しているのである。

 

南海トラフ周辺で地震相次ぐ

12月に増加している南海トラフ周辺の地震は時期的に大きく3つに分けられる。12月03日の和歌山県北部M4.0から12月10日の東海道南方沖M5.2、12月19日の徳島県北部と大阪府北部の3連発、そして12月23日紀伊水道M2.5以降、日向灘や東海道南方沖、それに大阪湾などで連日続いている一連の地震である。

12月03日 M4.0 震度3 和歌山県北部
12月04日 M3.0 震度1 紀伊水道
12月05日 M2.5 震度1 和歌山県北部
12月06日 M4.2 震度1 東海道南方沖
12月07日 M2.9 震度1 奈良県
12月07日 M2.4 震度1 大阪府北部
12月07日 M3.0 震度1 和歌山県南部
12月08日 M3.9 震度1 日向灘
12月08日 M2.9 震度1 日向灘
12月08日 M3.2 震度1 日向灘
12月10日 M5.2 震度2 東海道南方沖

12月14日 M3.3 震度2 大阪府北部

12月19日 M2.3 震度1 徳島県北部
12月19日 M2.8 震度1 大阪府北部
12月19日 M3.0 震度2 徳島県北部

12月23日 M2.5 震度1 紀伊水道
12月24日 M3.5 震度1 東海道南方沖
12月24日 M2.6 震度2 紀伊水道
12月24日 M2.7 震度2 紀伊水道
12月25日 M4.1 震度2 日向灘
12月25日 M4.1 震度1 日向灘
12月25日 M1.9 震度1 紀伊水道
12月25日 M2.6 震度1 広島県北部
12月26日 M2.7 震度1 大阪湾
 

紀伊水道と日向灘で各5回など

12月26日現在、紀伊水道と日向灘で共に5回ずつ有感地震を観測するなど地震活動の活発化が目立っているが、過去の発生頻度に照らしても12月の地震回数は際立っている。

日向灘で月に5回以上の揺れが起きたのは2017年03月以来だがこの時は03月02日のM5.3・震度4の余震であった。またその前は2014年08月であったが、これも08月29日のM6.0・震度4の余震であり、ひとつ前のケースもM5.2の余震2013年08月、M5以上を伴わず月5回以上の有感地震を記録していたのは2012年10月まで遡る必要があるのだ。

更に紀伊水道で月に5回以上の有感地震を記録したのは2011年10月以来7年2ヶ月ぶりであり、日向灘と紀伊水道ともに2018年12月は際立って地震活動が活発な月であると言える。

他にも東海道南方沖では2018年に4回の地震が発生しているが、2015~2017年には震度1以上は起きておらず、東海道南方沖で前回年に4回以上の揺れが観測されたのは1990年と28年ぶり。

それだけではない。徳島県北部では年初から現在までに8回までの有感地震を観測しているが、年に8回以上起きた年は昭和南海地震直後の1947年以来なのである。
 
※画像は気象庁より。