2016年12月01日名古屋で「地鳴り」の指摘相次ぐ


 
2016年11月30日深夜から12月1日の未明、名古屋を中心に「地鳴りが聞こえる」との書き込みがネットに相次いでいたことがわかった。

名古屋で深夜「地鳴り」相次ぐ

Yahoo!リアルタイム検索によると11月30日の深夜から12月1日の未明にかけて、合計で500件以上の書き込みが集中しており、ピークは午前1時前後だったようだ(下記のグラフ参照)。

「ゴーゴー言ってる」「ゴォーって鳴ってる」「飛行機が飛んでいるような音」などと表現されていたが、23時過ぎから1時過ぎまでずっと鳴っていると語っている人もいることから多くの人は飛行機の音ではなかったのではないか、と考えていると見られる。

地鳴りが聞こえた方角として名古屋港方面からと指摘されていることも関心を高める要素になっているようだが、騒ぎになる凡そ1時間前には安城市から22時過ぎに飛行機とは異なる音が聞こえたとの書き込みがあったのも確認されており、伊勢湾周辺で何らかの大きな音があったのは間違いなさそうである。

また、空が明るいとしてオレンジ色や赤色だったと言及する声も複数見られており、地震の前兆ではないのか、と考える人もかなりいたようだ。

地鳴りは地震が起きる直前に聞かれることはよくあるが、騒ぎのあった時間帯、付近での有感地震は観測されていなかった。

161201realtime-jinari
 

地震発生の可能性は?

では、直後に揺れを伴わない大規模な地鳴りが発生した場合、その後強い地震が起きるケースはあるのだろうか。

最近では9月7日に神奈川県を中心とした一帯で地鳴りのような音が聞こえると話題になった際には、10日後に千葉県東方沖でM5.0の地震が発生したことがあった。また、10月8日に北関東の広い地域で地鳴りが話題になると、その8日後に宮城県沖でM5.3・震度4、12日後に千葉県北東部でM5.3・震度4、更に関連は不明だが11月22日には福島県沖でM7.4の地震。

一応、注意しておいたほうがよいとは言えるのかもしれない。ちなみに12月1日の5:00には愛知県から南側に当たる東海地方南方はるか沖でM4.1・深さ380kmの地震が発生していた(震源は上記画像の青い点)。また南海トラフ関連では11月19日に和歌山県南部でM5.4・震度4の地震が起きていた他、11月21日にも昭和東南海地震の直後に揺れていた三重県中部でM3.1の地震が発生するなど気になる地震が相次いでいる。

伊勢湾における地震としては11月11日にM4.9の地震が深さ357km地点で記録されていた。いずれにせよ南海トラフ巨大地震が迫りつつあるとされる時期だけに、特に沿岸部では注意するに越したことはないだろう。
 
※画像はHi-netより。