181230-009十勝地方南部M5.4・震度4

十勝地方南部で震度4、カムチャッカM7.4以降択捉島南東沖に続いて


 
2018年12月30日の04:08に十勝地方南部でM5.4・震度4の地震が発生した。12月21日のカムチャッカ半島付近M7.4大地震の際、過去の事例から北海道方面における強い地震の可能性を指摘していた通り、択捉島南東沖でのM5超えに続き今回十勝地方南部でも地震が起きた形である。

 

カムチャッカM7.4から続く地震

日本国内で震度4以上の地震を観測したのは12月08日の福島県沖M5.0・震度4以来3週間ぶりで12月としては2回目。

2018年の国内震度4以上地震はこれまで77回と月あたり6回を超えるペースであることから、現在の静穏な状況が続くとは考えない方が良さそうだ。

さて北海道から千島海溝における一帯では、12月21日のカムチャッカ半島付近M7.4大地震以降、地震が相次いでいる。北海道から千島列島、カムチャッカ半島にかけてM4.5以上の地震が40回以上多発しており、日本でも12月25日と28日に択捉島南東沖でM5.6・震度1、M5.0・震度1を観測していただけに、今回の十勝地方南部M5.4・震度4についても、こうした流れに沿った地震であった可能性は否めない。

カムチャッカ半島付近で12月21日にM7.4の大地震が発生した際に過去の事例から北海道・千島海溝方面でM6以上が起きる可能性があると紹介していた点に照らせば今回の規模は想定内であり、2019年01月にかけて北海道におけるM6クラスも視野に入れておくべきと言えるだろう。
 

十勝地方南部の傾向性

十勝地方南部で有感地震を観測したのは09月16日のM3.8・震度2以来3ヶ月ぶりで、2018年としては今回が4回目であった。

2015年から2017年にかけて毎年4回ずつ有感地震を記録しており、それらの多くが今回と同様の深さおよそ50km前後であったこと、またM5以上や震度4以上の地震も2017年04月30日にM5.4・震度4が発生していた他、過去にはM6を超える規模の地震も5回観測されてきたことから、十勝地方南部における今回の地震にそれほどの意外性は見られない。

また今回の震源付近では1970年01月21日にM6.7・震度5、2012年08月25日にM6.1・震度5弱という強い地震も引き起こされてきた。

十勝平野には十勝平野断層帯が南北に走っており、今回の震源から比較的近くには十勝平野断層帯の光地園断層が存在している。光地園断層は平均活動間隔が7,000年から21,000年程度であるのに対し最新活動時期が約21,000年前以後に2回とされており、今後30年以内にM7.2程度の地震が0.1~0.4%の確率で発生すると考えられている。
 
※画像は気象庁より。