190103-001熊本県熊本地方M5.0・震度6弱

熊本県熊本地方で平成28年熊本地震本震当日以来となる震度6弱が発生


 
2019年01月03日の18:10に熊本県熊本地方でM5.0・震度6弱の地震が発生した。今回の震源は熊本地震の北側に離れた場所であり、付近での強い揺れはこれまで記録されてこなかった。

 

胆振東部地震以来の震度6弱以上が熊本県で発生

日本国内で震度6弱以上の地震を記録したのは2018年09月06日の胆振地方中東部M6.7・震度7(平成30年北海道胆振東部地震)以来4ヶ月ぶりで、2011年の東日本大震災以降24回目である。

熊本県熊本地方では2016年に平成28年熊本地震(M7.3・震度7)が起きているが、同震源で震度6弱以上が観測されたのは熊本地震当日の2016年04月16日の09:48にM5.4・震度6弱が記録されて以来であることから、熊本県においても今回の揺れが異例の規模であったことがわかる。

正月に発生した強い地震と言えば東日本大震災後初の年明けとなった2012年01月01日に鳥島近海でM7.0・震度4を思い出す人も多いだろうが、1923年以来日本国内で正月三が日期間中に震度6弱以上が発生した履歴はない。

M5.0であったとは言え、1923年以来68回しか観測されてこなかった震度6以上の地震となったことで再び強い地震への警戒が広がりそうだ。

なお、震度6弱以上を記録した地震としては2000年08月18日の新島・神津島近海のM5.1・震度6弱を抜いて、これまでに最も小さなマグニチュードで震度6弱以上の揺れとなった地震となる。
 

直後に北側の福岡県筑後地方でもM2.2・震度1

震源である熊本県熊本地方は平成28年熊本地震の震源でもあるが、今回のM5.0・震度6弱は熊本地震の震源から北に離れた場所に位置していることから、直接的な関連の有無については今後の調査を待つ必要があるだろう。

熊本県熊本地方ではこれまでに24回のM5以上を記録してきたが、今回の震源付近でM5以上が発生した記録はなく、周囲に目立った活断層も見当たらない。

だが、今回の震源の南側では1723年にM6.5の地震が起きたとされていることから、今後更に強い地震に繋がっていく可能性は否定出来ない。現地付近では厳重な警戒が必要だろう。

またM5.0・震度6弱から19分後には震源の位置が北側にずれた場所でM2.2・震度1の地震が起きており、震源の位置は福岡県筑後地方であったと発表されている。熊本県だけでなく、福岡県や佐賀県方面でも注意を要すると言える。

現地以外の地域では2018年06月18日にM6.1の規模で震度6弱を観測した大阪府北部地震のみならず、M5.0という日本国内ではどこででも起こり得る規模の地震で震度6弱以上という強い揺れとなる可能性があるという点を再確認しておくべきだろう。
 
※画像は気象庁より。