190106-010小笠原諸島東方沖M5.6

小笠原諸島東方沖でM5.6、少なくなかったその後の被災地震


 
2019年01月06日の07:54に小笠原諸島東方沖でM5.6・震度1の地震が発生した。これまで数えるほどしか有感地震を観測してこなかった小笠原諸島東方沖だが、その後被災地震に繋がっていた例の割合が非常に高いという特徴を持っているようだ。

 
小笠原諸島東方沖で有感地震を観測したのは2017年02月27日のM5.3・震度1以来およそ2年ぶりのことで、1923年以降今回がわずか6回目。その意味では非常に珍しい地震が起きたと言える。

深さ約10kmと浅かった小笠原諸島東方沖における今回のような地震では、有感・無感を問わず大きな特徴があるようだ。その後被災地震が起きるケースが多かったのである。

USGSによると今回の震源付近、伊豆・小笠原海溝の東側で発生した深さ20km以下のM5.5以上の地震は20世紀以降、今回を除いて7回。

それらのうち4回は2010年12月21~22日にかけてであったことから事例としては計4つとなるが、2006年08月のM5.9を除く3回のいずれにおいても、その前後に被災地震が発生していたのである。

1945年02月26日のM7.2は昭和東南海地震の3ヶ月後、三河地震(M6.8)の1ヶ月後であった他、翌年には昭和南海地震が起きていた。

また連発した2010年12月21~21日の際には3ヶ月後に東日本大震災である。

そして、1933年01月04日にM6.3が観測された例ではその2ヶ月後にM8.1の昭和三陸地震が発生していたのである。

今回の小笠原諸島東方沖における地震のわずか数時間前に起きていたブラジルM6.8からの流れでは東北地方太平洋側におけるM6クラスに繋がる事例が多かったと紹介したが、今回の小笠原諸島東方沖もこうした展開になる可能性は否定出来ない。
 
※画像は気象庁より。