190120-009チリM6.7

チリでM6.7、付近での地震はその後南米大地震に繋がることも


 
2019年01月20日の日本時間10:31にチリでM6.7の地震が発生した。今回の震源近くでは2018年04月にもM6.2が起きていたが、類似震源が揺れた場合、その後どのような傾向性が見られるのだろうか。南米において再びの強い地震に繋がる傾向もあるようだ。

 

チリでM6.7、2018年04月にも付近でM6.2

世界でM6.5以上が記録されたのは01月16日のバヌアツM6.6以来4日ぶりで2019年としては今回が4回目。南米では01月06日にブラジルでM6.8を観測していたが、この時の震源の深さは今回の53kmに対し575kmと深かったことから、関係していたかどうかはわからない。

今回の震源近くでは2018年04月10日にM6.2の地震が起きており、震源の深さも66kmと今回に近かったことから関連性が疑われるが、当時、日本国内ではその後2ヶ月以内に震度5弱以上の地震が3回発生していた。04月14日の根室半島南東沖M5.4・震度5弱、05月12日の長野県北部M5.2・震度5弱、そして05月25日の長野県北部M5.2・震度5強である。

更にその後、06月には群馬県南部M4.6・震度5弱やM6.1・震度6弱の大阪府北部地震へと繋がった時期であっただけに、類似の震源が揺れた今回の地震後にどのような傾向を見せるのか気になるところだが、過去の事例ではどうだったのだろうか。
 

チリやペルーでのM7地震に繋がる傾向も

チリにおける今回の震源に近い位置で深さも40~60kmと近接していたM6.5以上の地震5例について、その後の国内地震を追跡してみると、大きな特徴は見られなかった。

2015年11月07日のチリM6.8の際、1週間後に薩摩半島西方沖でM7.1・震度4が起きていた程度で、特定の地域が多く揺れていたといった傾向性もなかった。

だが、世界の地震発生履歴を調べてみると、5例中3例でその後チリや北側のペルーにおける大地震が起きていたのである。

1927年11月14日のチリM6.7では8日後の11月22日に再びチリでM7.2。1997年10月15日のチリM7.1では13日後にペルーでM7.2。また2015年11月07日のチリM6.8では18日後にペルーM7.6とブラジルM7.6がわずか5分間の間に連発。

こうした事例からは南米における大地震に注意と言えそうだ。

チリではM8を超える巨大地震がこれまでに10回以上起きており、中には1960年05月23日のチリ地震M9.5のように観測史上世界最大を記録したこともある。
 
※画像はU.S. Geological Surveyより。