190124-009富山県西部と茨城県沖コンボ

富山県西部で地震、茨城県沖とのコンボで注意すべき場所は


 
2019年01月24日の15:44に富山県西部でM2.1・震度1の地震が発生した。富山県西部は90年間で23回と有感地震が少ない震源であるが、茨城県沖とコンボするケースが多いという特徴があり、今回も前日の01月23日に茨城県沖で4回の揺れを観測したばかりであった。

 

富山県西部で珍しい地震が発生

富山県西部は地震が少ない震源で、1923年以来約90年間で23回しか発生してこなかったにも関わらず、2019年に入り揺れたのは今回だけではない。

01月11日にもM1.9・震度1の小規模な有感地震が起きていたのだ。2013年01月以来5年間に渡り有感地震が途絶えていた富山県西部では2018年にも2度の地震を記録しており、2018年から2019年1月にかけて13ヶ月で4度も揺れている状況であることから、今後注目していく必要のある震源のひとつであると言えよう。

今回の震源は01月11日の震源からも近く、深さも前回の8kmに対し約10kmとほぼ同じであったが、位置的に砺波平野断層帯付近であったとみられる。

砺波平野断層帯東部はM7.0程度の地震が30年以内に0.04~6%、西部はM7.2程度の地震が30年以内にほぼ0~2%もしくはそれ以上の確率で発生するとされているが、いずれも地震後経過率が1.0を超えている可能性があることから、強い地震がいつ発生してもおかしくない状態である点に留意しておく必要があるだろう。
 

富山県西部と茨城県沖のコンボその後の特徴は

富山県西部についてはもうひとつ知っておきたい点がある。短期間の間に茨城県沖との間で揺れ合うケースが少なくないのだ。

その数、富山県西部における過去の有感地震発生数23のうち9回、39%にも達している。今回も前日の01月23日に茨城県沖で4回の揺れが連発しており、01月11日の地震の際にも2日後に茨城県沖でM3.0・震度1が起きていた。

特に2018年01月に富山県西部が揺れた際には、わずか3秒後に茨城県沖でM4.5・震度3が発生していたのである。

では富山県西部と茨城県沖が短時間の間に揺れあった際には、その後どのような特徴が見られていたのだろうか。

際立っていたのが茨城県や千葉県といった関東地方の震源で数日以内にM5以上が起きていた点だ。

1932年の事例では1週間後に千葉県東方沖でM5.0、1953年の時は翌日千葉県北東部でM5.1、1976年のケースでは5日後に関東東方沖でM5.1といった具合である。

また茨城県沖が再び揺れていたケースもあり、2004年には9日後に茨城県沖でM5.5とM5.7が連発していた。

こうした傾向は最近でも見られており、2018年01月05日に富山県西部と茨城県沖でそれぞれ有感地震が発生するとその5日後に千葉県東方沖でM5.2、最も最近の事例である2019年01月11日と13日の事例でも5日後の01月18日、茨城県南部でM5.3が起きていた。

今回も1週間から2週間程度、千葉や茨城におけるM5以上に注意した方が良さそうだ。
 
※画像は気象庁より。