190204-009播磨灘15ヶ月ぶりの地震と中央構造線

播磨灘で15ヶ月ぶりの地震、六甲・淡路島断層帯と中央構造線の影響は


 
2019年02月03日の07:57に播磨灘でM2.9・震度1の地震が発生した。播磨灘で有感地震が起きたのは1年以上ぶりのことであったが、熊本地震や大阪府北部地震の際にその名前が出ていた六甲・淡路島断層帯に近い位置であったことが注目される。

 

播磨灘で15ヶ月ぶりの地震

播磨灘で有感地震が観測されたのは2017年10月30日のM2.3・震度1以来およそ15ヶ月ぶり。前々回は2015年12月19日まで遡る必要があることから、小規模であったとは言え珍しい震源で地震が起きたと言えそうだ。

深さ約20kmであった今回の震源位置は六甲・淡路島断層帯の主部に比較的近かったとみられる。

六甲・淡路島断層帯主部はM7.1~M7.9程度の規模の地震が30年以内に「ほぼ0~1%」の確率で発生する可能性があるとされており、一部の区間は1995年の兵庫県南部地震(阪神淡路大震災)によって解消されたと考えている。

だが六甲・淡路島断層帯で大きな揺れが起きる恐れは少ない、と片付けてしまうのは早計とも言えるようだ。
 

六甲・淡路島断層帯と中央構造線沿いの連動型地震

2018年6月18日に大阪府北部地震が発生した際、複数の専門家が中央構造線断層帯付近における連鎖地震が引き起こされる可能性に言及していたことを覚えているだろうか。

1596年09月01日の慶長伊予地震、09月04日の慶長豊後地震、そして09月05日の慶長伏見地震とわずか数日間の間に中央構造線に沿った3箇所でM7を超える大地震が連発した連動型地震の再来となる懸念については、大阪府北部地震直後の新聞で専門家が今回の六甲・淡路島断層帯の名を挙げて、揺れてもおかしくないと指摘していた他、複数の専門家がメディア上で触れていたのだ。

実は「六甲・淡路島断層帯」の名前が最近聞かれたのは大阪府北部地震の際だけではない。2016年の熊本地震の際にも、慶長の連動型地震が九州でお起きていたことから広範囲に地震活動が活発化する恐れがあるとの論調の中で専門家によって挙げられていたのである。

この時は六甲・淡路島断層帯などで大地震が起きる可能性が考えられる、という形で警鐘が鳴らされていたが、1854年の安政東海地震と安政南海地震がわずか32時間差で発生した一方で、前回の南海トラフ巨大地震であった昭和東南海地震と昭和南海地震が2年間の間隔をあけて起きていたことに照らせば、中央構造線に沿った連動型地震も慶長のように数日間という短い時間差で発生するケースだけではない可能性を視野に入れ、六甲・淡路島断層帯における強い地震も決して否定すべきではないだろう。

中央構造線沿いでは01月中旬に目立つ地震が相次いで起きたばかりである。01月15日には淡路島付近や紀伊水道で、また01月17日には高知県中部でも有感地震がそれぞれ発生しており、2019年に入り動きが活発化している感は否めない。
 
※画像は気象庁より。