1902121-010伊豆大島近海で3回の地震

伊豆大島近海で3回の地震が相次ぐ、類似事例で伊豆・小笠原揺れたのは


 
2019年02月12日の夕方、伊豆大島近海で3回の有感地震が相次いで発生した。伊豆大島近海で1日に3回以上の揺れを記録するのはそれほど珍しくないが、過去の事例ではその後、伊豆や小笠原でどのような地震に繋がっていたのだろうか。

 

伊豆大島近海で1日に3回の有感地震

02月12日15:34 M1.9 震度1 伊豆大島近海
02月12日16:09 M2.6 震度2 伊豆大島近海
02月12日16:12 M2.5 震度2 伊豆大島近海

3回の地震はいずれも震源の深さが「ごく浅い」と共通であり、震源位置もほぼ同一であった。

伊豆大島近海で有感地震が観測されたのは01月17日のM2.9・震度1以来およそ1ヶ月ぶりと最近も揺れを記録したばかりであったが、1日に3回の震度1以上が発生ということで今後の地震活動が気になるという人も多いことだろう。

伊豆大島近海において1日に3回以上の有感地震が起きるケースは実は少なくない。前回は2018年08月02日の3回でその前が2017年06月13日の08回。

2017年には04月10日と05月09日にそれぞれ3回ずつ揺れており、他にも伊豆大島近海が1日に3回以上有感地震を引き起こしていた事例は2016年1回、2015年2回、2014年3回と珍しいとは言えないのだ。

その数、21世紀以降だけで今回が30回目となることから、年に1~2回の頻度で1日に3回以上の揺れを記録していることとなり、今回のような展開を特別視する必要は特にないと言える。
 

類似事例でその後伊豆・小笠原揺れたケースは

とは言え、首都圏にも近い場所だけに、伊豆大島近海で今回のように1日に3回以上の揺れを観測した際、その後どのような地震に繋がっていたのか、知っておきたいと思う向きも少なくないだろう。

ここでは伊豆大島近海で同日中に3回以上の有感地震が発生した事例について、その後伊豆・小笠原方面で起きたM5以上を追跡、紹介しておくこととする。

伊豆・小笠原で目立った地震が起きなかったケースも複数あるものの、2~3週間程度のうちに鳥島近海や父島近海、硫黄島近海といった小笠原諸島方面におけるM5台からM6を超える規模の地震に繋がっていた事例が複数見られた。

中には2018年2週間後の硫黄島近海M6.6や2016年の2週間後硫黄島近海M6.4のように強い揺れに結びついていた例や、2007年のように3日後に遠州灘でM5.0、2008年のように数時間後に鳥島近海M5.6といった形で直近でのM5以上が見られたケースも確認されている。

また伊豆に関しては2007年と2008年の事例でそれぞれ、八丈島東方沖M5.0とM5.1が起きていた。

いずれも顕著に関連性が窺えるといった事例ではないものの、伊豆大島近海における複数回地震後にはこうしたM5以上が発生してきた、という意味で知っておくと良いだろう。
 
※画像は気象庁より。