190216-009宮古島北西沖3連発

宮古島北西沖でM5.3含む連発地震、数日以内に周辺M6クラスの可能性も


 
2019年02月16日の夜、宮古島北西沖でM5クラスとなるM4.6・M4.9、M5.3の地震が相次いで発生した。宮古島北西沖で有感地震が起きたのは半年ぶりとなるが、同日中の連発はその後数日以内に周辺でのM6クラスに繋がる可能性が低くないようだ。

 

宮古島北西沖でM5.3含む3連発地震が発生

02月16日18:06 M4.9 震度2 宮古島北西沖
02月16日18:19 M4.6 震度1 宮古島北西沖
02月16日19:01 M5.3 震度2 宮古島北西沖

宮古島北西沖で有感地震を観測したのは2018年08月14日のM4.4・震度1以来半年ぶりのこと。

1923年以降、宮古島北西沖で震度1以上の地震が起きたのは85回と年に1回弱の頻度であることから、日に3度の揺れが発生した今回の地震をありふれていると片付けてしまうのは早計だ。

まず震源位置についてだが、今回の震源からごく近い場所では、1938年06月10日にM7.2の地震が起きていた。従って、今回の震源でもM7以上大地震が発生する恐れがゼロではないという点に留意しておく必要があるだろう。

特に宮古島北西沖M7.2が1938年、つまり前回の南海トラフ巨大地震の6年前であった点に注目すれば、南海トラフから琉球海溝にかけての一帯で巨大地震前に起き得るとされる強い地震の一環であった可能性は否定出来ず、次の南海トラフ巨大地震が迫っている現在、宮古島北西沖周辺において再びのM7以上大地震が発生しても不思議ではないのである。
 

連発後数日内に周辺M6クラスの可能性

次に、宮古島北西沖における有感地震の連発とその後の発震状況について過去のデータから今後の傾向性を探ってみることにする。

既に述べた通り1923年以降、わずか85回しか震度1以上を観測してこなかった宮古島北西沖だが、1日に2回以上の地震が発生していた5つの事例について追跡してみた。

2002年01月12日と13日に各3回ずつ地震が起きていたケースを1つとした計4つの事例についてその後の発震を調べてみると、直近で周辺が揺れる展開が目立っていた。

最も直近で宮古島北西沖が日に2回揺れていた2018年06月28日の事例ではその後目立った地震は発生しなかったが、それ以外の3つのケースではいずれも、数日以内に琉球海溝沿いの震源でM6クラスが起きていたのである。

1989年09月03日に宮古島北西沖で2回の地震が発生した際には2日後に奄美大島北西沖でM5.8とM5.7。2002年01月12日と13日に宮古島北西沖が3回ずつ揺れた例では3日後に宮古島近海でM5.8。

また2007年04月20日に宮古島北西沖でM6.1を含む10回の地震が相次いだ時には、翌日沖縄本島近海でM5.7といった具合である。

3つのケースいずれも宮古島北西沖における連発から日を置かずの発震であり関連を疑わざるを得ないが、今回もこうした展開になる可能性を拭えないのは既に周辺で地震が起きているためである。

02月15日の23:08には台湾付近でM4.9が、そして02月16日の02:53にはトカラ列島近海でM3.1の地震がそれぞれ観測されていることから、今回の宮古島北西沖3連発に続く形で周辺の震源におけるM6以上発生に注意しておく必要があると言えるだろう。
 
※画像は気象庁より。