190218-001茨城県沖M4.9

茨城県沖でM4.9、同一位置揺れた前回はその後関東地方で地震多発


 
2019年02月18日の04:21に茨城県沖でM4.9・震度1の地震が発生した。マグニチュード・震度共に特筆すべき規模ではないものの、今回の震源が前回揺れた際にはその後関東地方で地震が多発していた。過去データからも直近で揺れる可能性が指摘されている。

 

茨城県沖でM4.9の地震が発生

茨城県沖で有感地震が観測されたのは02月10日のM3.7・震度1以来8日ぶりで、2019年に入ってから今回が11回目であった。

また関東地方を震源とするM4.5以上の地震としては02月03日の千葉県東方沖M4.7・震度2以来2週間ぶりで、茨城県では01月14日と18日に茨城県沖でM4.9・震度4とM5.3・震度3の地震がそれぞれ発生していた。

今回のM4.9は茨城県沖で今年起きた有感地震の中では最も規模が大きかったが、地震活動の活発さに照らせば珍しいとは言えない。だが、気になる点もあるので紹介しておくことにする。
 

同一位置の前回地震はその後関東で地震多発

今回の震源位置の深さは気象庁によると10kmだが、USGSでは36.9kmと計測している。そして、USGSのデータによると、過去ほぼ同一と言って良い場所で地震が起きた際、その後関東で地震が多発していたのである。

これは2013年12月10日のM5.0・震度2で、この時の震源の深さについて気象庁は25km、USGSは26.4kmとしていたが、2013年12月のこの地震以降、1ヶ月間で関東地方を震源としたM5.0以上がこれだけの数に達していたのである。

2013年12月14日 M5.5 震度4  千葉県東方沖
2013年12月21日 M5.2 震度4  茨城県南部
2013年12月21日 M5.5 震度4  千葉県東方沖
2013年12月23日 M5.9 震度1  関東東方沖
2013年12月23日 M5.7 震度1  関東東方沖
2013年12月31日 M5.4 震度5弱 茨城県北部
2014年01月02日 M5.0 震度3  千葉県東方沖

当時、2013年12月から房総半島沖ではスロースリップが発生していたことから、これによる影響であった可能性も含め、今回とほぼ同一地点が揺れた後の関東地方地震頻発を捉えていく必要があるだろう。
 

過去データからもM5、M6クラスに注意

関東地方の太平洋側に関しては過去のデータからもシグナルが出ている。01月23日に茨城県沖で地震が相次いだ際、その後震度1未満の無感地震に更新されたものの、過去の事例からその後福島や茨城、それに千葉といった震源におけるM5以上が目立つ傾向があることがわかっているのだ。

この時のデータでは同様のケース34事例中28例で2ヶ月以内に福島・茨城・千葉でのM5以上が、10例でM6以上が起きていたのである。

更に茨城県沖における連発から1ヶ月以内のM5以上も34事例中16例に達していたことから、茨城県沖での地震が01月23日であった点に照らせば、数日以内のM5以上が福島や茨城それに千葉といったエリアで起きても不思議ではない。

太平洋側を東北地方まで含まれば更に規模の大きな発震に繋がる可能性も否定出来ない。01月13日に福島県沖でM4.3・震度1、M3.6・震度1、M4.9・震度1と有感地震が3連発した事例では、過去に同様だったケース12例の全てにおいて、その後東北地方太平洋側でのM6クラス以上が発生していたからである。

こうした点から、今回の位置における茨城県沖M4.9は今後への影響を注視していく必要がある地震であったと言えるだろう。
 
※画像は気象庁より。