190307-009宮城県沖M4.6・震度4

宮城県沖で震度4の地震、東北地方太平洋側に要注意の理由とは


 
2019年03月07日の04:26に宮城県沖でM4.6・震度4の地震が発生した。震度6弱が既に2度起きているなど強い揺れが目立つ2019年だが、特に東北地方に関しては今後の更なる強い地震への備えも欠かせないようだ。

 

宮城県沖で4ヶ月ぶりの震度4が発生

日本国内で震度4以上を観測したのは03月02日の根室半島南東沖M6.2・震度4以来5日ぶりで2019年としては今回が10回目。2018年に10回目の震度4以上を記録したのが2018年04月09日の島根県西部M6.1・震度5強であったことに照らせば、今年は昨年よりも強い揺れを伴う地震が多く発生しているということになる。01月03日の熊本県熊本地方、02月21日の胆振地方中東部と既に震度6弱も2回起きていることから、地震に注意すべき年と言えそうだ。

地震活動が非常に活発なことでも知られる宮城県沖では、今回のM4.6・震度4の直前にも03:46にM3.8・震度2の地震が観測されており、有感地震発生数は2019年だけで既に17回に達している。

宮城県沖を震源とする地震が震度4以上となったのは2018年10月26日のM5.7・震度4以来約4ヶ月ぶりであり、過去5年間における宮城県沖震度4以上の発生回数も以下の通りであることから、年に数回程度しか起きない規模の揺れであった、との認識は持っておくべきだろう。

宮城県沖を震源とする震度4以上の発生回数
2014年 04回
2015年 02回
2016年 01回
2017年 01回
2018年 03回
 

東北地方太平洋側に要注意の理由とは

今回の震源付近における過去の事例を見てみると、東日本大震災以降、目立った揺れは起きておらず、同規模レベルの地震が数回発生していた程度である。

しかし、東日本大震災前まで遡ると、ごく近い位置でM7を超える大地震が起きていた事例があるのだ。

2003年05月26日の宮城県沖M7.1・震度6弱で、この地震が注目されるのは深さまでもが今回の約70kmに対し72kmとごく近かったためである。

M7を超える規模の地震が起きる潜在性を持った場所が今回揺れたとして今後の動向に注意すべきであろう。

02月26日に発表された地震調査委員会の「日本海溝沿いの地震活動の長期評価」において、30年以内に90%とされていた宮城県沖のM7.0超え大地震だが、陸地に近い震源についても「宮城県沖の陸寄りで繰り返し発生するひとまわり小さいプレート間地震」としてM7.4前後が30年以内に50%程度の確率で起きる可能性があると指摘されていたことからも、陸に近い場所が揺れた今回の地震が2003年のような地震を引き起こす恐れを念頭に置いておくべきである。

更に過去データからも現在、東北地方太平洋側は揺れやすい時期に入っていると言える。

01月13日に福島県沖で地震が相次いだ際、過去の同様の事例12回中全てで東北地方太平洋側におけるM6クラスに繋がっていたことがわかっており、01月26日には既に岩手県沖でM5.7・震度4が起きている。

また03月03日に発生した硫黄島近海M5.4においても、その直前に起きていたペルーM7.0からの流れとして見た場合、ペルーから硫黄島近海に至っていた過去の3事例全てにおいて、その後三陸沖での大地震に繋がっていたことがデータから示されているのである。東北地方太平洋側の動きから目を離すべきではないだろう。
 
※画像は気象庁より。