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2016年12月08日福島県沖M7.4以降震源がじわりと陸地へ移動中


 
2016年11月22日にM7.4の地震が起きた福島県沖だが、12月8日にかけて震源がじわりと陸地に近づいているようだ。

福島県沖で震源が陸地方向へ

福島県沖を震源とする地震は現在もM4.0~M4.5の規模で散発的に続いているが、12月5日の夜の地震と8日の朝にかけて発生した2回の地震では震源が陸地に徐々に近づいている様子がわかる(画像はYahoo!天気・災害より)。直近で起きた福島県沖を震源とする3回の地震の震源位置を比べてみるとこうなる。

12月05日15:29 M4.5 震度2 福島県沖
12月07日18:55 M4.1 震度1 福島県沖
12月08日05:08 M4.4 震度1 福島県沖

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陸地近くでM7クラス再来の恐れも

12月5日のM4.5の震源は11月22日のM7.4の震源よりも多少海側に位置しているが、7~8日にかけての地震がそれよりも陸地に近い方向へ震源がズレている点に注意が必要だ。

というのも12月6日に紹介した通り東北大学の遠田教授が活断層のメカニズム分析からM7.4で割れ残った部分が今後最大でM7クラスの地震を引き起こす可能性があると指摘しており、更にその場所が陸地に近い場所で発生する恐れがあるとも述べていたばかりのためである。

M7.4以降、福島県沖を震源とするM3以上の地震の東経は141.3度~141.7度の範囲で発生している(東経141.3度が最も陸地寄り)が、11月22~30日の間に起きていた130回の内、東経141.3度での地震は6回で構成比は4.6%。一方、12月1日~8日までの14回の中で東経141.3度は2回と構成比は14.2%となっており、福島県沖を震源とする一連の地震の中で次第にその比率を高めつつあることがわかる。

仮にM7.4よりも陸地に近い場所でM7クラスの地震が発生した場合、揺れや津波による被害だけでなく、福島第一・第二原発に影響が出る恐れまで含めて考えねばならない。

そうした観点からすれば福島県沖での地震の動向については関東地方でも注視せねばならないと言えるだろう。
 
※画像はYahoo!天気・災害より。