190317-010東海道南方沖で深発地震が3連発

東海道南方沖付近で未明にかけて深発地震が3連発、伊豆への影響は


 
2019年03月16日夜から17日未明にかけて、東海道南方沖付近でM4を超える地震が3回連続して発生した。浅い場所では関東地方への影響が懸念される東海道南方沖だが、今回のような深発地震の際にはその後どのような傾向性を見せる震源なのだろうか。

 

東海道南方沖付近で深発地震が3連発

いずれも深さ300kmを超える地点で起きた深発地震であり、震度1以上は観測されなかった。

03月16日20:07 M4.3 深さ462km 東海道南方沖付近
03月17日02:29 M4.4 深さ416km 東海道南方沖付近
03月17日05:16 M4.1 深さ366km 東海道南方沖付近

今回、震度1以上を記録することはなかった東海道南方沖付近での地震だが、東海道南方沖に関しては注目すべき点がある。

2014年08月を最後に起きていなかった有感地震が2018年に4回発生しており、特に2018年12月に3回と最近、地震活動が目立っているのだ。

東海道南方沖2018年の有感地震
2018年01月27日 M4.3 震度1 深さ024km 東海道南方沖
2018年12月06日 M4.2 震度1 深さ041km 東海道南方沖
2018年12月10日 M5.2 震度2 深さ367km 東海道南方沖
2018年12月24日 M3.5 震度1 深さ043km 東海道南方沖

12月06日に浅い場所で有感地震が観測された際、東海道南方沖における浅い位置での地震が「その後関東地方での強い地震に繋がる傾向がある」と紹介したところ、2日後の12月08日には茨城県沖でM4.8、福島県沖でM5.0と震度4が起きていたが、では今回のように300kmを超える深発地震が発生した場合、今後どのような傾向性を示す可能性が高いのだろうか。
 

東海道南方沖深発地震とその後の傾向は

東海道南方沖では過去、深さ300km以上でM6.5を超える深発地震が5回記録されてきた。震源の位置はいずれも緯度・経度は南海トラフの外側に当たり、今回の3連発も同様であった。

これら5回についてその後の発震状況を追跡したところ、5回中2回でほど近い伊豆方面で目立った活動が見られていた。

1980年04月22日に東海道南方沖の深さ400km地点でM6.5・震度4が発生すると06月下旬から7月にかけて伊豆半島東方沖で群発地震が起き、06月には伊豆半島東方沖でM6.7・震度5。

また2009年08月09日に東海道南方沖の深さ333kmでM6.8・震度4が起きるとその2日後の08月11日に駿河湾でM6.5・震度6弱の地震が発生していたのだ。

今回の3連発はM4台と規模が大きくなかったことからこうした事例と同等の影響を周辺に与えるとは言えないが、気になる点もある。

東海道南方沖から南側に当たる場所で2019年02月中旬にM4.5の深発地震が3回相次いだ際にも、伊豆大島近海で小規模ながら有感地震が4回連続して発生していたのである。

02月14日00:30 M2.5 震度2 伊豆大島近海
02月14日01:13 M3.4 震度3 伊豆大島近海
02月14日01:23 M2.1 震度1 伊豆大島近海
02月14日01:54 M2.0 震度1 伊豆大島近海

伊豆・小笠原に対しては別のシグナルも現在出ている状態だ。03月01日にペルーでM7.0の大地震が発生した際に過去の事例を追跡したところ、類似の3ケース全てで伊豆・小笠原海溝沿いM6クラスに繋がっており、03月03日には早くも硫黄島近海でM5.4・震度1の地震が起きているのである。今後のM6クラスにも要注意なのだ。
 
※画像はHi-netより。
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