190330-010宮城県中部で1年9ヶ月ぶりの地震

宮城県中部で1年9ヶ月ぶり地震、東北震度6に繋がっていた例も


 
2019年03月30日の17:03に宮城県中部でM1.7・震度1の地震が発生した。宮城県中部で有感地震が観測されたのは21ヶ月ぶりと珍しい揺れが起きた形だが、付近での地震がその後東北地方における震度6以上に繋がっていた事例が複数見つかっている。

 

宮城県中部で1年9ヶ月ぶりの地震

震源がごく浅かったことから震度1を記録した小規模な地震であったが、宮城県中部で有感地震が観測されたのは2017年06月28日のM3.2・震度2以来1年9ヶ月ぶりのことである。

地震活動の活発な東北地方であるだけに、21ヶ月を経ての有感地震に意外感を持つ人も多いことだろう。

今回の震源位置は宮城県中部の山側に当たり、付近には目立った活断層も確認されていないため、活断層の活動によるものか否か現時点では判断出来ず、また30年予測を当てはめることは出来ないが、宮城県中部では海側に当たる場所で2003年に強い地震が発生したことがある。

2003年07月26日にM6.4・震度6強を記録した宮城県北部地震で、同日中に震度6弱も2回起きるなど強い揺れを引き起こしていた。

この宮城県北部地震が発生した2003年に約600回もの有感地震を記録し、翌年の2004年には41回、2005年にも22回と余震活動が続いた宮城県中部だが、それ以外では2011年に63回の有感地震が起きていた程度で、その後の活動は鈍い。

宮城県中部最近の有感地震発生数
2012年 09回
2013年 02回
2014年 00回
2015年 01回
2016年 03回
2017年 01回
2018年 00回
 

岩手県内陸部での強い地震との関係は

1922年から2000年の間にも75回しか有感地震が発生してこなかったことから年に1回程度揺れる地震が少ない震源という認識で良さそうだが、過去の事例からは気になる点も見つかっている。

今回の震源から比較的近い位置でこれまでに地震が記録されてきた6例についてその後の国内発震状況を追跡してみると、6例中2例で北側の岩手県内陸部における強い地震が起きていたのだ。

1998年02月に宮城県中部の今回の震源からほど近い場所でM2.9・震度2が発生した際には、7ヶ月後の09月03日に岩手県内陸北部でM6.2・震度6弱が発生。

また2008年の際には06月14日にM7.2・震度6強を記録した岩手・宮城内陸地震のわずか1.5ヶ月前の05月26日に宮城県中部でM3.0・震度2の地震が起きていたのである。

6回中2回とそれほど高確率ではないものの、震度6を超える地震が岩手県内陸部で発生していたという事例を、年に1度程度しか有感地震が起きない宮城県中部の頻度に照らせば、知っておいてもよいかもしれない。
 
※画像は気象庁より。