190331-009エクアドルM6.2

エクアドルでM6.2、過去事例でその後揺れていた国内の場所は


 
2019年03月31日の日本時間16:04にエクアドルでM6.2の地震が発生した。エクアドルでは02月にM7.5の大地震が起きたばかりだが、今回の震源付近における過去事例4例のうち3例で揺れていた国内震源が2つ見つかった。

 

エクアドルで02月のM7.5に続くM6.2が発生

2019年に世界で起きたM6以上の地震としては31回目で、前日のパプアニューギニアM6.1に続く規模の大きな地震であり、03月としては12回目であった。

エクアドルでは02月22日にM7.5という大地震が観測されたばかりであることから強い地震が02月、03月と続いたことになるが、この時の震源と今回の震源は異なっている。

今回の震源がエクアドルの西海岸、南米プレートとナスカプレートの境界付近・深さ18.5kmと浅かったのに対し、02月22日のM7.5は内陸部で深さも128.9kmと深かったためだ。

02月のM7.5の際に、過去の類似事例からその後揺れる傾向のある場所として「北海道」と「日本海」を挙げていたが、該当する地震は起きていたのだろうか。

起きていたのである。エクアドルでの大地震から8日後に根室半島南東沖でM6.2・震度4という強い地震が発生、同震源でM6を超える規模を記録したのは17年ぶりであった。

エクアドルと北海道の関連性は他にも見つかっている。02月のM7.5の震源近くでは2018年09月07日にM6.2の地震が観測されていたが、その前日には平成30年北海道胆振東部地震が起きていた。

そして02月のM7.5の前日、02月21日にも胆振地方中東部では震度6弱という強い地震が起きていたのである。

では、前回の大地震とは異なる今回の震源付近が揺れた際には、過去にどのような地震が起きてきたのか、傾向性を探ってみよう。
 

エクアドル今回の震源付近後に揺れていた国内の場所は

深さ18.5kmと浅かったエクアドルにおける今回の震源からごく近い場所がこれまでにM6以上の規模で揺れてきた事例は7回。

そのうち2005年01月21~29日にかけて立て続けに4回のM6以上が起きていたケースを1回とカウントした計4例について、その後2ヶ月間の国内発震状況を追跡してみると、4回中3回でM5以上の地震が発生していた震源が2つ見つかった。「北海道東方沖」と「青森県東方沖」である。

北海道東方沖はエクアドルM6以上から1ヶ月後にM5.0、3週間後にM5.1、10日後にM5.0といった形で揺れていた。

また青森県東方沖は1ヶ月後にM5.2、1ヶ月後のM5.4と2ヶ月後のM6.0、1ヶ月後のM5.7といった形で北海道東方沖よりも大きな地震が起きていた。

M7.5大地震とは震源の位置が異なりながらも北海道方面が揺れるという同様の傾向を見せている点が注目されるが、M7.5の時に紹介したもうひとつの傾向性である「日本海」についてもエクアドルにおける今回の震源付近で地震が起きた際には気になる点があるのだ。

1933年10月03日にエクアドルでM6.7が発生した際には翌日に新潟県中越地方でM6.1・震度3。1959年02月16日のエクアドルM6.0の時には半月後に新潟県上中越沖でM5.3・震度2。そして2005年01月下旬にエクアドルでM6以上が4連発したケースでは、03月20日にM7.0を記録した福岡県西方沖地震がそれぞれ起きるなど、M7.5大地震の震源と同様、日本海側での強い地震にも繋がっていたのである。

02月22日のM7.5以降、日本海側での強い地震はまだ発生していないが、日本海側では深海魚の話題が続いており、03月下旬にも全国紙が深海における何らかの変化の可能性に言及した記事を掲載した他、03月29日にも佐渡島でミンククジラが水揚げされたとの報道があったばかりである。

今回のエクアドルM6.2では、02月のM7.5大地震後の根室半島南東沖M6.2のように北海道が揺れるのか、また日本海側で強い地震が起きるのか、という点に着目しておく必要があるだろう。
 
※画像はU.S. Geological Surveyより。