190405-001鳥島近海深発

鳥島近海でM5.9の深発地震発生、その後揺れやすいエリア


 
2019年04月05日の18:57に鳥島近海でM5.9・震度2の地震が発生した。鳥島近海での浅い震源では東北地方太平洋側への影響が懸念され、前回も青森県東方沖M5.7などが起きていたが、では今回同様の深発地震の際にはその後どのような傾向性が見られるのだろうか。


 

鳥島近海で半年ぶりの有感地震

日本国内でM5.5以上のいわゆるM6クラスが観測されたのは03月11日の福島県沖M6,0・震度3以来3週間ぶりで、2019年としては今回が8回目。

また鳥島近海で有感地震が記録されたのは2018年10月29日のM5.4・震度2以来約半年ぶりのことであり、2018年に1回、2017年に2回と揺れの少ない比較的珍しい震源で今回、地震が起きたと言えそうだ。

鳥島近海で前回、有感地震が発生した2018年10月29日のM5.4の際には、86kmという震源の深さから過去の類似事例を抽出、その後の国内発震状況を追跡の上「東北地方太平洋側への注意を高めておく必要」と指摘していたが、この時は11月23日福島県沖M5.0・震度4、11月28日青森県東方沖M5.7・震度3、12月08日福島県沖M5.0・震度4と相次いでいた他、11月27日には茨城県南部でもM5.0・震度4を観測していた。

では、今回420kmと深発で発生した鳥島近海でのM5.9はその後どのような揺れをもたらす可能性があるのだろうか。
 

深発地震で目立つ北海道東部方面

鳥島近海付近では震度1以上の有感地震にこそならなかったものの、2019年01月13日にM5.4の深さ400km以上深発地震を引き起こしていた。

この時、過去の事例から北海道東部方面における地震に繋がっていく傾向性に触れると共にM6クラスに発展する可能性に言及したところ、02月21日の胆振地方中東部M5.8・震度6弱や03月02日の根室半島南東沖M6.2・震度4が発生、やはり過去の事例と似た展開を見せていた。

では、同様に鳥島近海における深発地震であった今回の震源付近でこれまでに起きてきた12の事例のうち、2ヶ月以内に北海道東部方面のM5以上に繋がっていた事例はいくつあったのだろうか。

9つのケースで、その後北海道東部方面における中規模以上の地震が発生していた。

中には2004年10月の事例のように11月04日北海道東方沖M5.8、11月11日十勝沖M6.3、11月27日十勝地方南部M5.6、11月29日釧路沖M7.1と複数回のM6クラス後に大地震に発展していた事例もあるなど12回中6回ではM6クラス以上となるなど規模の強い地震も少なくなかったのである。
 
※画像は気象庁より。