190411-009岡山県北部震度3

岡山県北部で10ヶ月ぶりの地震、前回はその後大阪府北部地震震度6弱


 
2019年04月11日の17:07に岡山県北部でM3.3・震度3の地震が発生した。地震が少ない岡山県北部で有感地震が観測されたのは10ヶ月ぶり。だが、前回の南海トラフ巨大地震前に地震が増加するなど、知っておきたい点もある。

 

岡山県北部で10ヶ月ぶりの有感地震

岡山県北部で有感地震が観測されたのは2018年05月21日のM2.9・震度1以来およそ10ヶ月ぶりで、岡山県では岡山県南部でも2017年09月14日のM2.4・震度1以降、揺れが起きていないことから、岡山県全体で見ても今回、珍しい有感地震が記録されたと言える。

岡山県北部では兵庫県から山崎断層帯が入り込んでいる他、南部では広島県側から長者ヶ原-芳井断層の東部が走っているが、今回の震源付近では目立った活断層は知られておらず、過去に強い地震が引き起こされた記録も見当たらない。

また今回の震源から比較的近い場所では1934年にM4.8・震度3、1986年にもM4.0・震度2の規模で地震が発生した履歴があるものの、どちらもその後の国内発震状況に特徴的な傾向は見られないことから、今回の地震単体から今後の地震可能性について言及するのは困難であるようだ。では、それ以外に何か示唆できる点はあるのだろうか。
 

南海トラフ巨大地震前の内陸地震、前回は大阪震度6弱

あまり地震が起きない場所で発生した今回の岡山県北部M3.3・震度3の地震であったが、多くの人の脳裏に浮かんだのは南海トラフ巨大地震の前に続くという西日本における内陸地震の一環としての性格を持つ地震だったのではないか、ということだろう。

この点について言えば岡山県北部における地震は実に不気味なのである。というのも1922年以降、約100年弱で59回しか記録されてこなかった岡山県北部の有感地震発生数のうち、実に17回が昭和東南海地震・昭和南海地震の直前期に当たる1943年に起きていたからだ。

1943年09月10日の鳥取地震(M7.2)の影響を受けた地震活動であった可能性が高いとは言え、前回の南海トラフ巨大地震後には沈静化していた岡山県北部が、21世紀に入るとすでに今回が22回目と地震が増加傾向にあるという現状については知っておく必要があるだろう。

南海トラフに関連した内陸部が活発化することによる地震、という意味合いを持つ可能性は岡山県北部における前回の揺れとその後を見ても一目瞭然だ。

2018年05月21日の岡山県北部M2.9・震度1以降、およそ1ヶ月間の間に06月12日の大隅半島東方沖M5.6・震度4、06月18日の大阪府北部M6.1・震度6弱、そして06月26日の広島県北部M5.0・震度4と西日本で震度6弱を含む強い地震が相次いでいたためである。
 
※画像は気象庁より。