190411-010三陸沖M6.0

三陸沖で17ヶ月ぶりM6超え、出ていたシグナルと「M7大地震」可能性


 
2019年04月11日の17:18に三陸沖でM6.0・震度3の地震が発生した。国内では03月11日の福島県沖に続くM6超え地震であったが、東北地方に対してはM6クラスへのシグナルが出ていた他、今回の震源である三陸沖に対しては更に「M7超え」のシグナルも出ている状態だ。

 

三陸沖で17ヶ月ぶりのM6超え地震

日本国内でM6.0を超える地震が起きたのは03月11日の福島県沖M6.0・震度3以来ちょうど1ヶ月ぶりで、2019年としては01月08日の種子島近海M6.0・震度4、03月02日の根室半島南東沖M6.2・震度4と合わせ今回が4回目であった。

東日本大震災の震源でもあった三陸沖で有感地震が観測されたのは03月16日のM4.5・震度1以来約1ヶ月ぶりで、2019年としては今回が2度目の有感地震となるが、ここ数年の地震活動は比較的静穏であった。

三陸沖を震源とする有感地震は2018年に7回、2017年に14回、2016年にも16回と、ほぼ月に1回程度に過ぎなかったためである。

三陸沖 有感地震発生数
2013年 19回
2014年 10回
2015年 31回
2016年 16回
2017年 14回
2018年 07回
2019年 02回(04月11日18:00まで)

こうした中、三陸沖としては2017年11月13日のM6.0・震度2以来1年5ヶ月ぶりとなるM6超えを記録した形だが、今回の地震で今後どのような点に注意すべきなのだろうか。
 

出ていた東北M6以上発生のシグナル

東北地方太平洋側におけるM6クラス以上発生については、最近いくつかのシグナルが出ていた。

まず03月11日の福島県沖M6.0の地震の際に「付近での揺れが東北地方太平洋側での強い地震に繋がる傾向が顕著に見られた」としていた点。

それに03月23日に長野県北部で地震が相次いだ際、「長野県北部連発で東北地方太平洋側M6クラスの傾向性」と指摘していた点。

特に後者では過去の類似事例で「東北地方太平洋側におけるM6クラス以上が全てのケースで起きていた」ことから、今回の三陸沖M6.0は想定の範囲で発生した地震であったということが出来る。

だが、今回の場合これらだけではない。もうひとつ、今後更に強い地震に繋がっていく可能性のあるシグナルが灯っているのだ。
 

三陸沖M7超えシグナルも点灯中

03月01日のペルーM7.0、03月03日の硫黄島近海M5.4と地震が起きた際に、過去、似たような流れからその後「三陸沖での大地震」に繋がっていく可能性があると紹介していたことを覚えているだろうか。

ペルー大地震から伊豆・小笠原が揺れる展開では、類似の「3つのデータいずれにおいても、伊豆・小笠原海溝沿いでの地震の後、一定の期間を経て三陸沖での大地震が起きていた」のである。

1959年には三陸沖M7.2・震度4、1991年の際には三陸沖でM6.9が2回、そして2005年の時も三陸沖M7.2といった具合であった。

これらは数ヶ月から1年というスパンであったことから直近の差し迫った大地震というわけではないが、今回のM6.0で今後のM7クラス・M7超え大地震の懸念が高まったと言わざるを得ないだろう。

2019年02月26日に政府の地震調査委員会が発表した「日本海溝沿いの地震活動の長期評価」でも、「青森県東方沖及び岩手県沖北部」では「プレート間巨大地震」がM7.9程度の確率で30年以内に最大30%の確率とされている一方で、「ひとまわり小さいプレート間地震」についてはM7.0~M7.5の規模の大地震が「30年以内90%以上」の確率で起きるとされており、すでに切迫した状態であるとの認識を持っておく必要があるのだ。
 
※画像は気象庁より。