190421-009秋田県内陸南部M4.5と日本海側地震

秋田県内陸南部付近でM4.5、その後日本海側地震に繋がる傾向も


 
2019年04月21日の13:02に秋田県内陸南部付近でM4.5の地震が発生した。深さ100kmを超える位置における地震であったが、過去の事例ではその後日本海側で震度6強を記録した地震が起きていた例も見つかっている。

 

秋田県内陸南部付近でM4.5の地震が発生

これはUSGSが発表したもので深さは137kmの地点であったとされている。気象庁は震度1以上の地震としては発表していないことから有感地震としては記録されていない。

秋田県内陸南部では02月08日にもM2.0・震度1が起きていた他、2018年には12回、M5.2・震度5強を観測した2017年には69回と比較的地震の多い震源であるが、今回のように深さ100km以上の位置で震度1以上が発生したのは1922年以降19回と多くない。

直近では2017年01月28日に深さ151kmでM5.0・震度3の揺れを記録していたが、震度1未満の無感地震ではあったものの、今回の震源付近で地震が起きた際には、その後日本海側におけるM5以上に繋がっていく可能性も否定は出来ないようだ。

というのも今回の震源から近い場所で発生した過去の地震数例についてその後2ヶ月間の国内M5以上を追跡してみると、日本海側で目立つ地震が起きていたケースがあるためである。
 

過去事例で目立つ日本海側地震、能登半島地震の前にも

USGSのデータによる今回の震源付近・深さ100km以上で過去に発生した地震2例は気象庁でも有感地震として記録されている。1997年10月27日のM5.1・震度3と2011年08月30日のM4.9・震度2である。

これらについてその後どのような地震に繋がっていたかと言えば、前者では約1ヶ月後の1997年11月23日に秋田県沖M5.8・震度4が、後者では約5週間後の2011年10月05日に富山県東部でM5.4・震度3とM5.2・震度4がそれぞれ起きていた。

それだけではない。気象庁のデータによると他にも2つの事例が今回の震源付近・深さ100km以上で存在しているが、それらでもやはり、日本海側での地震が目立っているのだ。

2005年09月28日の秋田県内陸南部M4.8・震度2では3週間後の2005年10月18日に青森県西方沖でM5.4・震度2とM5.3・震度3が起きた後、5日後の10月23日に日本海中部でM6.1・震度2。

また2007年01月30日の秋田県内陸南部M4.2・震度1では40日後の2007年03月09日に日本海北部でM6.2・震度2が発生するとそれから半月後の03月25日にM6.9・震度6強の能登半島地震が起きていたのである。

日本海側では2019年に入り深海魚の水揚げが相次いでいるとして複数のメディアが取り上げるなど地震への警戒が高まった状態だが、過去に日本海側における地震に繋がる傾向を見せてきた今回の震源で震度1未満ながらM4.5という地震が発生したことで、より注視が必要になったと言えるだろう。
 
※画像はU.S. Geological Surveyより。