190422-009関東・東海で増えるイルカ打ち上げ

2019年04月関東地方で目立つイルカ打ち上げ、最近の事例とその後の地震


 
2019年04月に入ってから、関東から東海にかけてイルカの打ち上げが相次いでいる。北陸地方で深海魚の水揚げが続いているとして話題になっているだけに、関東地方におけるイルカ打ち上げも関心を集めそうだ。

 

関東地方で目立ち始めたイルカ打ち上げ

関東から東海にかけての一帯では04月に入り、04月11日に静岡県静岡市の大浜海岸でスジイルカが打ち上げられ、04月19日には犬吠埼に近い千葉県旭市の中谷里海岸でもイルカが打ち上げられていた。

更に04月20日に今度は神奈川県鎌倉市の稲村ヶ崎海岸でもスジイルカの死骸が打ち上げられたという。

また03月にも05日に千葉県銚子市でマッコウクジラの死骸打ち上げ、22日に神奈川県横須賀市の野比海岸でイルカ打ち上げ、23日に東京湾の浦賀水道でクジラ目撃、28日に静岡県沼津市の海岸にハナゴンドウ打ち上げと、イルカ・クジラの話題が実は続いているのだ。

04月20日の鎌倉市におけるスジイルカ打ち上げを報じた神奈川新聞によると、新江ノ島水族館が相模湾ではしばしば見られるとコメントしていることから、報道されないイルカやクジラの打ち上げもあると見られるが、少なくともメディアに報じられるペースからは03月以降、関東から東海にかけての一帯で目立ちはじめているようである。
 

関東・東海2018年のクジラ・イルカとその後の地震

イルカやクジラの打ち上げと地震発生の関係については2018年に日本地震学会で相関関係は見出だせないとの分析結果が発表されており、科学的には否定されている点に注意は必要だが、例えば直近でも03月05日に千葉県銚子市でマッコウクジラの死骸が打ち上がるとそのわずか6日後の03月11日に福島県沖でM6.0・震度3の地震が起きるなど、気になる地震が起きるケースも見られている。

ここでは主に2018年に関東地方から東海地方にかけて見られたイルカやクジラの話題とその後発生した地震についての事例を挙げてみることにする。

2018年12月10日に静岡県富戸港の定置網にイルカがかかり、12日に静岡県伊東市富戸の海岸にザトウクジラが打ち上げられ、12月13日にも静岡県川奈港の沖合で定置網に2頭のミンククジラが迷い込むという事例ではその後目立った地震は起きなかったが、これらの話題は12月10日の東海道南方沖M5.2・震度2の直後であった。

一方、東京湾では2018年06月から夏にかけてクジラの目撃が相次ぎ、テレビでも連日のように報じられたことを思い出す人も多いだろう。この時は房総半島沖でスロースリップが発生していた影響もあったのか、06月26日に千葉県南部でM4.4・震度4、07月07日に千葉県東方沖でM6.0・震度5弱、07月17日にも茨城県沖でM4.8・震度4と強い地震が連続し、10月15日に東京湾でクジラが目撃された際にも、同日M3.7ながら栃木県北部で震度4、その3日後に千葉県東方沖でM4.9・震度2と関東地方で地震が続いた。

2018年はそれら以外に静岡県で気になる事例が複数見られた点が特徴的であった。2018年09月18日に静岡県の浜岡原発敷地内で海岸にクジラの死骸が漂着すると19日後の10月07日に愛知県東部でM5.1・震度4。

07月17日に静岡県湖西市で、08月05日に神奈川県鎌倉市の由比ヶ浜でそれぞれクジラが打ち上げられるとそれから5日後の08月10日に駿河湾でM4.5・震度3。

03月22日に静岡県掛川市の遠州灘海岸にアカボウクジラが打ち上げられると3日後に八丈島東方沖でM6.1・震度3と、中規模からM6を超える地震が起きていたケースもあったのだ。
 
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