190514-009播磨灘でサケガシラ、最近の事例とその後の地震

播磨灘で「地震魚」深海魚のサケガシラ水揚げ、最近の事例とその後


 
兵庫県姫路市沖の播磨灘で深海魚「サケガシラ」が捕獲され、「地震魚」として紹介されていることから注目を集めそうだ。

これは2019年05月09日に播磨灘の家島諸島西部沖合で捕獲されたというもの。水深が浅い播磨灘における例はほとんどないという。

この話題については複数の新聞が「地震の前後に打ち上げられることがあり」「地震の後に時折打ち上がることがある」と説明しており、05月10日の日向灘M6.3・震度5弱で南海トラフ巨大地震への懸念が高まっている時期であることから、地震との繋がりという観点から関心を呼びそうだ。

リュウグウノツカイと並び深海魚として知られるサケガシラは過去に時折、その水揚げが報じられてきた。では、それらの事例においてその後顕著な地震発生は見られたのだろうか。

2016年06月中旬に福岡県の漁港でサケガシラが捕獲された際、2016年11月初旬に北海道の函館近くでサケガシラが網にかかった際、2018年10月上旬に熊本県天草市の海水浴場でサケガシラ打ち上げがあった際、いずれもその後付近におけるM5以上の地震は起きていなかった。

また2017年02月から03月にかけて日本海側でサケガシラの話題が続いたことがあった。02月と03月に新潟県糸魚川市で相次いで打ち上がっただけでなく、2017年03月下旬にも新潟県でサケガシラが10匹同時に水揚げされていたのだ。

この時、その後目立った地震は起きていたかと言えば03月28日に北海道南西沖でM5.0、05月27日に福井県沖でM5.1が記録されていた程度で、関連については疑問である。

2019年に入ってからも01月上旬に韓国でリュウグウノツカイやサケガシラが相次ぎ発見されたとして、現地紙が大地震の前兆かという記事を掲載していたが、その後該当する地震は起きていない。

日本では2019年04月と05月に富山県でサケガシラの出現に関する話題が報じられたが今のところ強い地震は発生していない。
 
関連URL:【産経新聞】珍しい深海魚「サケガシラ」捕獲 播磨灘 【神戸新聞NEXT】なぜ播磨灘に深海魚? 史上初の「サケガシラ」水揚げ