190617-009茨城県北部M5.2

茨城県北部で約2年ぶりのM5超え震度4、類似事例の特徴は


 
2019年06月17日の08:00に茨城県北部でM5.2・震度4の地震が発生した。茨城県北部M5以上としては約2年ぶりとなる今回の地震だったが、過去の類似事例ではその後、どのような国内地震に繋がっていたのだろうか。

 

茨城県北部で約2年ぶりのM5以上

日本国内でM5以上・震度4以上の地震を記録したのは06月04日の鳥島近海M6.2・震度4以来13日ぶり。

茨城県北部では05月30日にM3.4・震度2とM2.7・震度1が起きて以来の有感地震であり、2019年としては今回が14回目と地震活動が活発に続いている。

とは言え、茨城県北部でM5以上を観測したのは2017年08月02日のM5.5・震度4まで2年近く遡る必要があることから、今回の地震は地震の多い茨城県北部としても珍しい規模であったと言って良いだろう。

茨城県北部と言えば、2016年12月28日に発生したM6.3・震度6弱を思い出す人も多いかもしれないが、この時の震源は深さ11kmで、今回の地震は深さ約80kmとされていることから震源の位置は異なっている。

では、今回の震源付近で過去に起きてきた地震では、その後どのような揺れに繋がってきたのだろうか。
 

今回の震源付近後の傾向は

今回の震源付近でこれまでに発生してきた深さ50~100kmのM5以上地震は7回。それらについて、2ヶ月以内の国内発震状況を追跡してみると、特定の震源との間に目立った関連性は見られなかった。

だが、日本付近まで含めてみると、茨城県北部における今回の震源付近での地震から1ヶ月以内にM7クラス以上が発生していたケースが7例中4例に達していた。

2008年は20日後に十勝沖でM7.1・震度5弱、1999年の際は13日後にウラジオストク付近でM7.1、1990年の時には9日後にサハリン南部付近でM7.2、2016年の事例では3日後にマリアナ諸島でM7.7、といった具合である。

これらに加え、1970年のケースでは茨城県北部から15日後に日向灘でM6.7・震度5が起きており、震源の場所に共通性はないものの、日本付近で強い地震が発生しやすい状態である可能性もある。

06月02日の硫黄島近海M5.7では過去の類似事例5例中3例で2ヶ月以内に伊豆・小笠原や日本海溝沿いM7クラス以上が起きていたというデータもあることから、大きな地震に注意しておく必要があるだろう。
 
※画像は気象庁より。