190618-009山形県沖M6.8

山形県沖でM6.8・震度6強、日本海側に出ていたシグナル


 
2019年06月18日の22:22に山形県沖でM6.8・震度6強の地震が発生した。山形県沖で有感地震が観測されたのは9年ぶりという珍しさだが、日本海側における強い地震にはシグナルも出ていた。

 

日本海側に出ていたシグナル

日本国内でM6.5以上の有感地震を観測したのは2018年09月06日の胆振地方中東部M6.7・震度7以来10ヶ月ぶりで、震度6強以上を記録したのもこの地震以来である。

また山形県沖で有感地震が起きたのは2010年07月18日のM3.9・震度1以来9年ぶりであり、山形県沖では1922年以降、わずか23回しか有感地震を記録してこなかったことから、非常に珍しい場所で珍しい規模の地震が発生した、と言って良い。

日本海側で強い地震が起きる可能性については、最近2つのシグナルが点灯していた。ひとつは04月21日に秋田県内陸南部で発生したM4.5の無感地震の際、過去の4例全てでその後2ヶ月以内に日本海側M5以上に繋がっていたというもの。

そしてもうひとつが、05月26日のペルーM8.0の震源近くでこれまでに起きてきた地震4事例いずれも、その後日本海側でM5以上の地震が発生していたというものだ。

4つの事例のうちひとつは1983年05月26日の日本海中部地震(M7.7)であり、その6週間前にペルーで地震が発生していたことから、今回も似たパターンで山形県沖M6.8・震度6強が起きたことになる。
 

1964年新潟地震の際にも

今回の震源付近では過去、1964年06月16日にM6.1・震度3の地震が発生したことがある。この地震はわずか16分前に新潟県下越沖でM7.5・震度5を記録した新潟地震の直後に起きていた。

当時、短時間の間に新潟県北部から山形県南部の海側に地震が連鎖したことにより、06月16日だけで計14回ものM5以上が多発、広い震源域に影響を及ぼしていた。

今回も22:22のM6.8から23:00までの間に、新潟県下越沖や山形県沖で2回の地震が起きており、今後震源域に拡大が見られるようであれば、新潟県下越沖を含め、更に強い地震が発生する可能性も今のところは否定できない。

06月18日22:22 M6.8 震度6強 山形県沖
06月18日22:37 M3.8 震度3  新潟県下越沖
06月18日22:41 M4.0 震度3  山形県沖

また、1964年新潟地震のケースでは、約1ヶ月後の07月12日にも新潟県下越沖でM6.0・震度4が観測されていたことから、当面の間は強い揺れに注意しておく必要があるだろう。
 
※画像は気象庁より。