190624-010インドネシアM7.3大地震

インドネシアでM7.3、類似地震後に目立っていた環太平洋火山帯沿い大地震


 
2019年06月24日の日本時間11:53にインドネシアでM7.3の大地震が発生した。今回の震源付近が過去に揺れた際には、その後世界的にM8を超える規模の地震が起きていた例が複数である他、日本国内でも大地震が観測されていた例が複数回あった。

 

インドネシア・バンダ海付近でM7.3

世界でM7以上の大地震が起きたのは06月16日のニュージーランド北部沖合M7.2以来8日ぶりで2019年としては今回が7回目。2018年に7回目のM7以上が記録されたのが08月21日のベネズエラM7.3であった点に照らせば、2019年は前年よりも今のところ大地震が多めに推移している。

06月16日にニュージーランド北部沖合でM7.2が発生した際、過去の事例では太平洋プレートに近い場所でその後M7以上を記録していた例が9例中6例であったことから、今回のインドネシアM7.3も同様の傾向性のもとで起きた地震であったと言えそうだ。

今回の震源はユーラシアプレートとオーストラリアプレートの境界付近、深さ約208kmであったとされているが、ごく近くでは2018年03月26日にM6.4の地震が起きていた。

この時の深さは約169kmと今回に似ており、2週間後の2018年04月09日には島根県西部でM6.1・震度5強やそのお5日後の根室半島南東沖M5.4・震度5弱など強い地震が相次いでいたが、今回も同様の展開となるのだろうか。
 

スマトラ島沖地震やチリM8.2の前にも

バンダ海で発生した今回のインドネシアM7.3の震源付近では20世紀以降、M7を超える大地震が複数回記録されてきた。

最も条件が近かったのが2005年03月02日に深さ201kmで発生したM7.1だったが、この時は約1ヶ月後の2005年03月29日にM8.6のスマトラ島沖地震が起きていた点が特徴的であった。

それ以外にも深さ100km~200kmの範囲で5回の大地震が今回の震源付近で観測されており、スマトラ島沖地震以外にもM8を超える規模の地震が発生していた例が複数確認されている。

1950年には5週間後にチリでM8.2、1995年には7週間後にインドネシアで再びM8.2、そして2012年には2ヶ月後にソロモン諸島でM8.0である。

世界的にM8巨大地震への備えが求められるが、強い地震が起きやすい傾向は日本においても見られてきたようだ。
 

日本でも大地震起きていた例が複数

インドネシア・バンダ海における今回の震源付近で過去に起きてきた5例中、4例でその後国内M7クラス以上へと繋がっていたからである。

1950年には4日後に四国沖M6.7・震度4、2012年12月には7週間後に十勝地方な部M6.5・震度5強、1995年には5日後の三陸沖M6.5やその後の千島列島M6.9、福島県沖M6.8。

2005年03月20日の福岡県西方沖地震(M7.0)の18日前にもバンダ海付近が揺れていた他、南海トラフ関連震源が揺れていた例もある。

1950年にはバンダ海から4日後に四国沖でM6.7・震度4が、また1983年11月の時にもその5週間後に三重県南東沖でM7.0・震度4がそれぞれ起きていたのである。

特定の国内震源との関連というよりも、南太平洋から環太平洋火山帯を時計回りに大規模な地震が連鎖する可能性、という捉え方で今後の国内発震を注視していく必要があるだろう。
 
※画像はU.S. Geological Surveyより。