190624-011伊豆半島東方沖13年ぶりの震度4

伊豆半島東方沖で13年ぶり震度4、相模トラフ・伊豆で地震は


 
2019年06月24日の19:22に伊豆半島東方沖でM4.1・震度4の地震が発生した。伊豆半島東方沖で震度4以上を記録したのは13年ぶり。相模トラフ付近では同日、千葉県南東沖でM5.5が起きたばかりであることから、首都圏で警戒が広がりそうだ。

 

伊豆半島東方沖で13年ぶりの震度4

伊豆半島東方沖では05月26日に今回の震源から近い場所でM2.7・震度2が起きており、この地震は有感地震としては約半年ぶりであったことから、05月・06月と地震が相次いだことに加え、震度4という強い揺れの観測によって今後の動向を注視していく必要が出てきたと言えそうだ。

伊豆東部火山群による海底火山の噴火など群発地震を引き起こす可能性もある伊豆半島東方沖だが、震度4以上を記録したのは2006年05月02日のM5.1・震度4以来であり、およそ13年ぶりの震度4以上ということになる。

今回の地震が火山による影響であったかどうかについては今後の情報を待つ必要があるが、地震という観点から捉えた場合、無視出来ないのが同日、千葉県南東沖で発生していたM5.5・震度4との兼ね合いであろう。

千葉県南東沖M5.5約60km、伊豆半島東方沖が約10kmと深さこそ異なってはいるものの、どちらも相模トラフに沿った場所で起きた地震であったためである。相模トラフ沿いで地震が連鎖する傾向性があるのは過去の事例からも明らかなようだ。
 

シグナル点灯中の伊豆・小笠原

今回の伊豆半島東方沖M4.1・震度4の震源付近でこれまでに記録されてきた震度4以上の地震3事例について、その後2ヶ月以内の国内M5以上を追跡してみると、相模トラフに沿った場所で地震が起きていた。

1930年03月の際には約1ヶ月後に千葉県東方沖でM6.3・震度4や房総半島南方沖でM6.3・震度5。1989年にも約3週間後に八丈島東方沖でM5.5・震度3。そして1993年06月の時も1ヶ月以内に関東東方沖で2度のM5.5や八丈島東方沖でのM5.3がそれぞれ発生していたのである。

相模トラフ付近におけるM7クラス切迫については千葉県南東沖M5.5においても紹介したが、それ以外にも伊豆付近における強い地震へのシグナルも複数点灯したままの状態だ。

05月30日に中米エルサルバドルでM6.6が発生した際、過去の8事例のうち7例で伊豆・小笠原におけるM6クラス以上に繋がっていたと紹介したところ、06月02日に硫黄島近海でM5.7が、06月04日にも鳥島近海でM6.1がそれぞれ起きており、今後も続発する可能性が否定出来ない。

また06月16日のニュージーランド北部沖合M7.2においても、過去の類似事例9例中6例で伊豆・小笠原M6クラス以上が記録されていたことがわかっており、こちらはまだ該当地震が発生していない状態である。

更に06月02日の硫黄島近海M5.7では過去の5例中3例で国内M7クラス以上に繋がっており、伊豆・小笠原で最大M7.8を記録した事例もあることから警戒が必要だ。

こうした点から、相模トラフ沿いや伊豆・小笠原における今後の強い地震に、十分な注意が必要と言えるだろう。
 
※画像は気象庁より。