190625-009カムチャッカM6.3とその後の北海道地震

カムチャッカ半島付近でM6.3の地震、次は北海道の可能性


 
2019年06月25日の日本時間18:05にロシア・カムチャッカ半島付近でM6.3の地震が発生した。今回の震源付近が揺れた際にはその後北海道で強い地震が起きる傾向があり、2018年12月に南側に当たる場所でM7.3が発生した際には胆振地方中東部震度6弱も記録していた。

 

カムチャッカ半島付近でM6.3

今回の地震は06月16日のニュージーランド北部沖合M7.2から06月24日のインドネシアM7.3と太平洋プレートの境界線を時計回りに連鎖している世界の地震活動の一環であった可能性を否定出来ず、日本海溝や千島海溝、伊豆・小笠原海溝が含まれる日本においても、引き続き注意した方が良いだろう。

では、今回のカムチャッカ半島付近M6.3を受けて、日本国内で注視すべき場所はあるのだろうか。

カムチャッカ半島付近ではM6を超える地震がしばしば起きており、今回の震源南側では2018年12月21日にM7.3という大地震が引き起こされていた。

この時、過去の事例から北海道や千島海溝において地震が起きる傾向がある、と紹介したところ、4日後には早くも択捉島南東沖でM5.6が、その後も十勝地方南部でM5.3・震度4や胆振地方中東部M5.8・震度6弱など2ヶ月以内に4回のM5以上に繋がっていった。

震源の深さは今回の10kmに対し2018年12月21日のM7.3は16.6kmと近かったことから、震源の位置が北側に当たるとは言え、太平洋プレートと北米プレートの境界付近という共通点を持つ今回の地震が今後同様の傾向性を見せていく可能性は高いと見られるが、では今回の震源からごく近い場所でこれまでに起きてきた地震では、果たしてどうだったのだろうか。
 

過去事例からも要注意の「北海道」

20世紀以降、今回のカムチャッカ半島付近M6.3の震源に極めて近い位置で発生してきた、深さ30km以下のM6以上6例についてその後2ヶ月以内の国内M5以上を追跡したところ、やはり2018年12月21日のM7.3と似た形となっていた。

1956年の事例では浦河沖M5.2や根室半島南東沖M5.7、千島列島M6.7が、また1966年の際にも日高地方東部M5.1や後志地方西部M5.7とM6クラスを含む強い地震に繋がっていたのである。

6例中、北海道で地震が起きなかったのは1例に過ぎず、残りの3例はカムチャッカ半島付近から直近でM5を超える地震が起きていた。

1989年のケースでは3日後に択捉島南東沖M5.4、2001年の際には12日後に青森県東方沖M6.4、そして2006年の時は翌日浦河沖でM5.3といった具合である。

今回の震源付近における過去の事例とその後の国内発震、それに2018年12月21日のM7.3の事例からも、北海道方面での強い地震に要警戒であろう。
 
※画像はU.S. Geological Surveyより。