190626-009世界M6以上連鎖とその後のM7以上大地震

世界M6以上の連鎖でM7以上大地震が発生する恐れは


 
日本時間06月25日の18:05にM6.3の地震が発生していたロシア・カムチャッカ半島付近で26日の11:18に再びM6.4の地震が起きた他、14:23にはパナマでもM6.2を観測するなどM6を超える規模の地震が世界で相次いでいる。こうした状況では今後強い地震に繋がっていく恐れはあるのだろうか。

 

世界的に地震が連鎖する傾向性

06月24日以降、26日の18:00までに世界で記録されたM6以上は5回。

06月24日10:05 M6.1 インドネシア
06月24日11:53 M7.3 インドネシア
06月25日18:05 M6.3 カムチャッカ半島付近
06月26日11:18 M6.4 カムチャッカ半島付近
06月26日14:23 M6.2 パナマ

大規模な地震は世界的に連鎖する傾向がある。2019年にはこれまで7回のM7以上大地震が発生したが、そのうちの5回は05月と06月に集中している。

また2018年には17回のM7以上大地震が記録されたが、08月と12月がそれぞれ4回、01月にも3回とまとまって発生する傾向があるのだ。

強い地震の連鎖という観点で見ればわずか3日間で5回ものM6以上が連続している現在の状況は今後更に大規模な揺れが引き起こされる可能性を否定できないが、では類似した状況を呈した過去の場面では、その後どの程度の割合で更に強い地震が発生していたのだろうか。
 

29事例中11例で1週間以内M7以上

M9.0という超巨大地震を記録した2011年を除き、2012年以降で24時間以内に異なる3ヶ所においてM6以上の地震が発生した29事例について、その後1ヶ月以内のM7以上大地震の発生実績を追跡してみると、やはり連鎖する傾向が顕著に表れていた。

29事例中、1週間以内にM7以上大地震が起きていた例が11例で、そのうち6例では24時間以内のM6以上3回から3日以内にM7以上へと繋がっていたのである。

2012年04月11日に5回のM6以上が世界で発生した際には、翌日メキシコでM7.0。2013年10月11~12日にかけて3回のM6以上が起きた時には3日後にフィリピンでM7.1。

2014年04月11日に3回M6以上が続くと2日後にソロモン諸島でM7.4、他にも2016年04月には翌日エクアドルでM7.8、2018年にも08月に2度このような展開が見られていた。2日後にベネズエラでM7.3やペルーでM7.1といった大地震が観測されていたのだ。

そうした地震がM7.5以上であったケースも29事例中4回見られている。前述した2016年のエクアドルM7.8以外に2014年のパプアニューギニアM7.5、2016年のチリM7.6、そして2018年のフィジーM7.9である。

今回、06月25日から26日にかけて発生している3回のM6以上のうち2回はロシア・カムチャッカ半島付近であることから条件は満たしていないが、もう一度世界でM6以上が起きた場合には、その後の大地震発生に十分注意する必要があるだろう。
 
画像はU.S. Geological Surveyより。